Ⓐ写真2枚追加し、一部訂正して更新する。16.06.2022
昨日14日何とか退院した私は、久し振りの自分のベッドで思いっきり寐たと思いきや、
入院中に蓄積した尻の痛さが溜まっていて、腕の痛さや咳をした時の胸の痛さで、結局
たいして熟睡していないようだ。
1.大部屋には個人が使える備品は揃っていない。
枕:大病院の個室ならいざ知らず、自分が寝るベッドには枕は一つしかない。
尻が痛かろうが腰が痛かろうが、我慢して耐えるしかない。
毛布:毛布にしたところでタオルケットが一枚あるだけで、寒かろうがとにかく体を
丸めて我慢するしかない。
体が温まった頃、看護師が来て検温・検拍・血圧チェックに来られると、
マジ頭にくるし、看護師の要領が悪いとこっちが切れそうになる。
歯磨きセット;そんな贅沢(?)物は自分で用意するようで、私がいた部屋では一人
だけ歯を磨いている人がいた。私は当初は洗面所に行けばと思っていた
のだが、そんなものないしミヤさんが買ってくると言ったのを当てに
していたが、結局それも忘れられ丸一週間歯磨きなしだった。
2.重傷者の排尿・排便
私の場合、肺からの吐出血液を体側の管を通してベッド下のタンクに集めるため、
一人でトイレに行けないので不安でいると、看護婦が尿瓶を2個持ってきてテーブル
の上に置き、ミヤさんが「ベッドの周りをカーテンで隠すことはできないから、タオル
を被せて見えないようにしてやればいいから」と教えてくれた。
圧縮廃材だが、尿が漏れることもなくそんなに不衛生ではないのだが、なんせ食事用の
テーブルに同様に置かれるのは気が引ける。とはいえ、このくらい近くにあると、すぐ
に使いたいときに手が届き誠に便利である。
大便であるが、私の場合は食事が殆ど流動食や野菜なので、固形物がほとんどなく、
催してきてもガスが出てくるだけで、寝間着を汚すことはなかったが、患者さんに
よってはパンパースを付けている人も見かけた。
3.とにかく一晩中明るくうるさい
上でも書いたが、大体2時間ごとの体調チェックがあるので、ウトウトっとしたなと
思うと起こされる。これが夜中も続くのだが夜中でも室内は煌煌としていて、眠れそう
だと思ってもなかなか眠れない。
下の写真は夜11時15分で殆ど寝静まって(?)いる状態。
大体この時間は看護師によってはレポートらしきものを書いたりしているが、仮眠して
いる者も結構いる。
4.翌日の準備が始まる。
看護師の体調チェックが12時過ぎに始まるころ、尿瓶の配布チェックや体を拭く水の
準備、患者ユニフォームの着替え配布などが賄さんたちによって同時進行。
5.5時半~6時
人によって異なるが、私はこの時間帯に体を拭いて病院ユニフォームを着替えて、
丁度着替えが終わるころ体調チェックがあり、それが終わって7時には朝食である。
6.教育(インターンの教育・看護師教育?)
この病院、たまたま今なのか、それともいつもカリキュラムが組まれているのか知ら
ないが、インターンなのか新入スタッフなのか、1日2グループくらいが医師に連れ
られてやってきていた。向こうにしてみれば絶好の教材が横たわっているので、幸い
かもしれないが、こちとらサンプルになりたくて怪我したわけではない。そういう時は
なるべく目が合わないよう寝たふりをしている。
Ⓐ 下記追加(写真まで)
色々と不満のあった大部屋生活だが、でもこのソムデット病院の大部屋は19階にある
ため、見晴らしがこの上なくよく、シチャン島がすぐそばに見えて癒される。
写真で見る限り、貨物船しか見えないがどうやら最近は釣り船は不景気か。
私は暫くイースターンタワーにいたことがあるが、あそこのベランダからの景色も
捨てたものでなく、ちょうど下の写真の右に、コローイと桟橋を付け加えたように
見え、連絡船の発着場も含めて大変見栄えが良かった。
さて14日に何とか退院できたのだが、肋骨の方は手術で何とかなったが、問題は右
上腕骨と筋肉。ドクターからは暫くはあまり動かさないようにし、痛みが取れてきたら
少しづつリハビリの要領で軽く運動させるようにと言われたらしい。
今の状態は自然状態でも5分もすると疲れてくる。
最後に、肋骨骨折となった原因の検証をしてみた。
2階の洗面所はこんな感じになっているのだが、足を滑らせた結果、洗面台の縁
(矢印)に、右腕と右脇を思いきりぶつけたようである。
とにかく気を付けると言っても、どのように気を付けるのか、足元に気を使うのか、
酔っぱらう前にシャワーするのか、これが自覚の問題で大事なことだと思う。
Ⓐ下記全て追加
【オマケ】黄色い胡蝶蘭がそのままの姿で迎えてくれた。
最初の1輪目が咲き始めたのが5月7日、入院し帰宅したのが6月14日だから、実に40日
近く咲いていたのである。
本当に花持ちがいい。