コロナの影響っていうのは凄いもので、状況の変化でミヤさんの売り上げも上がったり
下がったりで、状況が悪いときは調製卸などやっていたが、さらに悪くなってレスト
ランが閉店時間を規制されるとそれもままならず、屋台に専念しだしたが規制が緩み
始めたら屋台に来る客も少なくなり、先週あたりは好調時の半分の売り上げだそうだ。
そんなことからミヤさんも無い知恵を絞って、カノム(菓子だがこの場合スイーツ)を
売り出すことにしたようである。
せっかく記事にするのだからそのスイーツの名前くらい書きたいものだが、何とかの
カノムと言って面倒臭いらしく教えてもらえなかったので、〈こんな感じのスイーツ〉
で紹介していく。
【黒いモチ米とタロイモのスイーツ】
カレーソーメンのスープを作っている合間に、カノムを作ると言ってお湯を沸かし
始めて暫くして黒いものを入れた。 何だろうと思い聞くとカオニヤオ(モチ米)
というが、名前は知っていたが黒米は初めて見た。黒いのはモミではなく精米時の
糠にあたるもののようである。
やがて黒いスープができ始めたらとろみと甘みを出すためか、茹でて細かくした
タロイモを加えココナッツミルクをたっぷり入れて出来上がり。
こちらは朝絞ったばかりのココナッツミルク。
これはゆでる前のタロイモで。皮をむいて茹でていた。
これが出来上がった黒米(モチ米)とタロイモのスイーツだが、私に言わせると
スイーツというより雑炊っぽいが、それはまだ商品になっていなかったからである。
スープの中の白っぽいのがタロイモ。
【緑色のスイーツ】
さて次は何やら緑っぽいものを煮始めたが何だろうとみていると、「そんなことより
洗濯物干してくれない?」と言われ、体よく追っ払われた。
洗濯物を片付けると、すでに出来上がっているようである。
そして商品化するのに欠かせないのがこちらのココナッツミルクである。
もう一つがこのトウモロコシである。タイ人て結構トウモロコシが好きなようだ。
【紫色のスイーツ】
今度は薄紫色の材料を用意していたのだが、野菜を切る方にかかりっきりで、
途中は見ることができなかった。
結果として途中工程の煮込んでいるところ。
【タピオカスイーツ】
まあいろいろとあるようで、今度は白色の粒を煮始めたが、何だろうと見せてもらった
ら袋には「タピオカ パール」と書いてあった。つまりタピオカの粒である。
タピオカと言えばキャッサバイモから作られるでんぷん質の粒である。
以前近所の方から頂いたが、サツマイモみたいな感じではあるが味はどんなだったか
ちっとも思い出せない。
小豆大の大きさであったが、これがなかなか透明にならないで、ミヤさんも火のそばに
付きっ切りである。
【スイーツ1】
そうして店頭に並べるための容器に入れると、なるほどそれらしくスイーツに見える。
黒っぽいのが黒米のスイーツで上には角切りしたタロイモが乗っている。
白いスイーツは白いもち米で作ったもので、上にはトウモロコシが乗っている。
【スイーツ2】
こちらはタピオカスイーツをはじめとした、寒天状の緑と紫のスイーツ。
白いツブツブ状のものがタピオカスイーツで、緑と紫の寒天状のものはミックスして
入れてあり、どちらもココナッツミルクをたっぷりかけてある。
どれだけ作ってもいいが、足が出ては困るしそれ以上に売れないとなお困る。
まあ私はココナッツミルクは高血圧にはよくないということで、殆ど口にしないが
本来のカレーソーメンの売れ行きが一番心配である。