最近 ミヤさんとの会話がギクシャクしていたのだが、昨晩迎えに行って晩酌を始めた
時にちょっと話し合ったのがよかったのか、風の吹き回しが変わっようで今朝は
当たりが随分と変わっていた。
いつものように買い出しに出かけ、帰宅すると野菜の細断をこなし一通りやることを
やったらすることがなく、昼飯を何にしようか迷っているとミヤさんが、「ピーノ、
おなかすいてるでしょ。カオ二ヤウ・ムーがあるから食べて」と包みを持ってきた。
ところが持ってきた包みはカオ二ヤウ・ムーと聞いたときに頭に浮かんだイメージとは
全く異なり、ムーは想像した通り豚料理だが、カオ二ヤウは黒っぽいので驚いた。
黒いモチ米は、先日投稿したミヤさんの手作りスイーツで紹介しただけで、スイーツも
食べたことはないが、蒸かしたカオ二ヤウもまだ食べたことがない。
どんなものか楽しみでとにかくありがたく頂戴した。
指先で丸めて口に放り込んで食べてみたが、色が黒っぽい(小豆色っぽい)だけで
普通の白いカオ二ヤウと味は全く変わらない。
黒っぽいからと言って、特別に味が変わっているわけではなかった。
米粒をよく見ると黒いものと白っぽいものがあるが、黒いのはモミ殻の内側(米粒の
表皮)にある糠の部分のようである。
食べながらで若干行儀が悪いのだが、黒い米粒をつまんで食いちぎったらこんな感じ
だった。
結局先日食べたカオにヤウ・ムーヤーンと同じで豚肉も同じ味付けであり
なんとなく一杯やりたくなったが、そこのところは我慢した。
ところでタイ人の食事はこんなもので済ませてしまうこともままあるが、日本人の
私にはどうも物足りないのである。
おかずが足りないこととみそ汁がないからである。子供のころから一汁三菜で育って
来たからだろう。第一栄養のバランスなんてどこにもない。