タイの季節は、暑季はいつからなのかよく判らないが、雨季から乾季への変わり目は
はっきりしていると思う。 それが先週末である。
先週金曜日、午前中は少し晴れていたのだが午後になったら曇りだし、夕方近くには
やっぱり雨になった。
雨が降り出すと急激に強くなるのも特徴だが、この日は雷も遠くでなっていた。
とにかく雨脚は早く、土砂降りの雨だった。
そのうちに雷も近くなってきたので、駐車場に陣取って稲妻を撮ってやろうと馬鹿な
ことを考えて時間を潰した。だいたいビデオで撮るならまだしも、どこで光るか
分からないものを撮るのは本当に難しい。何度シャッターを押したのだろうか。
しかしよく取れたものだと思うが偶然にも一枚稲妻が写っていた。
そんなくだらないことをやって時間をつぶしたりしていたが、8時頃には雨もやんで
9時近くにミヤさんと娘を迎えに行った。
翌土曜日は朝から曇りがちだったが、結局雨は降らず夕方くらいから晴れ間が覗いて
いて、夜8時半頃ミヤさんを迎えに行く頃は、夜空に星も見え妙に澄んだ感じだった。
下の写真はお向さんの庭の向こうに見えた星。
この辺りで雨季の空で星が見えたことはない。
明けて日曜日、全くもっていい天気で、すっきりした青空である。
おそらく雨季が明けたのだろうと思うが、雨雲らしいものは見られず、ポッカリと
綿雲が浮かんでいるいい天気である。まさしく乾季の空だ。
そういえばもう10月も末。隣の空き地のススキの穂も白くなり始めた。
タイは季節感がないように言われるが、こうしてみるとこの時期はやっぱり季節感が
溢れている。
季節風も吹き始め温度も下がり始めたので、早朝の原っぱでは朝靄も見られる。
上の写真を撮って家に入ろうとして、ふとお隣さんの縁石沿いの雑草を見たらカヤツリ
クサが咲いていた。日本では秋の草である。
雨季は明けたが、はてコロナはいつになったら収束するのだろうか。
早く安心してマスクを外したいものである。