先日買ったナスが、思いがけずマルナスの「ナスの味噌田楽」に化けて、冷蔵庫に
納まったままで萎びてしまいそうなので、夕方になって改めて「ナスとピーマンの味噌
炒め」を作り始めた。冷蔵庫のナスは、すでに萎び始めた感じである。
味噌炒めを作るのに一人で3個は多すぎるため、小さいのを1個外して2つに縦切りし、
更に横に切ってビニール袋に浅漬けの素と一緒にして揉んだのち冷蔵庫へ。
さていよいよ調理開始であるが、最初は調味料の味付けであるがこれは至って簡単で、
頭の中にあるものを2・2・2・100で混ぜ合わせるだけ。即ち味噌大さじ2
砂糖大さじ2・味醂大さじ2・水100ccを混ぜておけばいいのである。
野菜を準備し、ナスから調理を開始する。
なすはヘタを切って縦に切ったら、一口サイズの厚さに切ってアクだしのために水に
浸けておく。
次はピーマンにしたかったのだが、どういうわけかどこへ行ってもピーマンは手に
入らずパプリカしかなく、一人分ではちょっと大きいがパプリカにした。
ヘタを取り種を取って縦に1/4に切って更に横にカットする。この辺りはもういい
加減と言うか適当である。
最後は唐辛子だが好みで私は3個準備したが、ちょっと多いかもしれない。唐辛子を
細かくカットする。
いよいよ調理開始で、フライパンに油を敷き、ナスを十分に水気を切って炒める。
油が浸み込みはじゅめた感じになったらパプリカを加え、パプリカがしんなりし
始めたら味噌を溶かした調味料を加え強火で炒める。
仕上げに唐辛子を入れ、ナスの芯に熱が通った感じになったら完成である。
椀に盛り付けてさっそく食べたら旨いので、ついでに夕飯にしてしまった。味自体は
オフクロの味に近いのだが、やっぱり唐辛子3個は多すぎたようだ。
辛子のことは別にして、こういう時はやっぱりアルコールが欲しい。もうかれこれ
1か月近く晩酌を断っている。
取り敢えず懐かしいオフクロの味シリーズは、これが最後だがやっぱり体のどこかが
懐かしさを求めているのかもしれない。もうちょっと磨きを掛けようとは思うが、
悲しいかなこの味を伝授する相手がいない。