Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

落花生入りの「なます」を作る・・・静岡の郷土料理

どういうわけか、最近オフクロが作ってくれた料理を無性に食べたくなる時がある。

やはりタイで暮らしている中で、大した料理でもないのに、中々口にできないので

無性に食べたくなるのかもしれない。

この落花生入りのなますは、今はどうか知らないが以前は静岡と言っても富士川以東の

地域でしか聞いたことがなかった。だからレシピなどあろうはずがなく、いつだったか

オフクロに教えてもらったのを思い出しながら作ってみたが、このブログを投稿するに

あたってネットで調べてみたらレシピが載っていた。

落花生はミヤさんの仕入れでタラートへ行ったときに、すでに食べるばかりになって

いるのを買ってあったのでそれを使った。

何せ何年も前のこと、オフクロも経験だけでメモがあるわけでもないので、頼りないが

とにかく落花生の薄皮を剥き、軽く2掴みほどを擂り鉢で擂りたいところだが、生憎と

ここはタイ、擂り鉢などという都合のいいものはないから、石臼で軽く突いて潰した。

写真の右側はちょっと突き足りないが、中心付近がちょうどいい。細かくし過ぎると

ピーナッツバターになってしまうと言われていた。

突きあがった落花生は別の容器に移し、味付けであるがここが一番怪しげなところだ。

 ・酢 :1/2カップ   ・砂糖 :大さじ 3杯  

 ・味醂 :中さじ 1杯   ・塩 :中さじ 1杯

実際にお袋の口から出たのは、昔の田舎だから大さじとか小さじはなく、軽く一摘まみ

とかまあいい加減な表現だった。 容器の中で落花生とよく混ぜておく。

さて次は大根とニンジンの千切りだが、先に落花生の方を書いてしまったが、こちらの

方が先に手掛けるのかもしれないが、まあどちらが先になっても同じだが、こちらを先にして水気を切った方がいいかもしれない。

大根は約15cmくらいで、皮を剥いて2mmくらいの輪切りにして千切りにする。

ニンジンも千切りにするのだが、切った大根とほぼ同等量になるくらいである。

こちらは縦に切って千切りにする。千切りにしたらしばらく放置し水気を絞って

丼に移す。

後は味付けした落花生をこの上に振りかけ、よくかき混ぜるだけで出来上がりである。

さて味の方であるが、オフクロの味とは程遠くなってしまった。

何よりも酢の量に対し大根とニンジンの量が足りない(もしくは酢が多すぎた)。

一寸塩が多めだったが、まあこれから少しづつ変えていけばいいし、全くダメではない

からそれなりに食べられた。