Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ナス料理を作る・・・懐かしいオフクロの味③

【ナスの味噌田楽】当初作るつもりがなく衝動で動いてしまった。

一昨日ウォーキングの後J-parkへ買い物に出かけた。日本食は一人分のため、あまり

沢山買っても時間がたって質が落ちるのも嫌だから、買い置きは少なくしている。

この時期うまく当たれば、日本のナスが買えるかもしれないと期待したところもあり、

この日はその期待が叶ったのだが、これで久し振りに「ナスとピーマンの味噌炒め」を

食べられる、と思って買ったはいいがピーマンが品切れ。

仕方ないから遠回りすることになるが、タラートまで足を延ばしてピーマンを買いに

行くことにした。まあ思い立ったのだから迷う必要はない。

・・・が、新旧のタラートのどちらへ行ってもパプリカはあってもピーマンがない。

仕方ないからパプリカでいいかと思い、手を伸ばしたそのすぐそばにソフトボール

くらいの大きな丸ナスがあった。今までタイでこんな大きな丸ナスは見たことないが、

かといって日本のナスが1個20Bで、こんな(申し訳ない)タラートで売っている筈も

なくついでに買ってきた。この時は既に「ナスとピーマンの味噌炒め」は頭の片隅に

吹っ飛んでいて、いつの間にやらターゲットは「ナスの味噌田楽」になっていた。

この時、もしやと思いついでに長なすも追加して購入。

その日の夕方、大きなナスを取り出し、まずは縦に2等分しアク抜きから開始だ。

アク抜きをしている間に味噌ダレ作りを開始。これはレシピなどなく、最近作った

オフクロ直伝の「コンニャクの味噌田楽」の味噌ダレでいいだろう。用意するのは

味噌・砂糖・味醂のみでゴマはないから我慢するとして、味見しながらの調整である。

ナスのアク抜きを30分くらい時間をかけたのだが、先に切り込みを入れておけば

よかったのだが、電子レンジで温める前に肉厚のナスだから深めに切り込みを入れ

電子レンジで4分くらい温めチンする。

レンジがチンするころフライパンに油を敷いておき、表面が少し焦げ目がつく程度に

焼いて器に移すのだが、何せ大きいし丸っこいため容器に移すのが大変である。

やけどに注意しながら器に盛り付け、すでに出来上がっている味噌ダレを付けて完成で

あるが、肉厚のナスであるから味噌ダレはたっぷりがいい。

これで出来上がり。早速ミヤさんが試食を始めるが、上出来と言ってご飯を盛りつけて

きて食事を始め、あっという間になくなった。まあ手を付けても残されるよりよっぽど

よく、残りの半分もすぐに焼き上げた。

【ナスの浅漬け】「味噌田楽」に引きずられたオマケ。

大きな丸ナスを殆ど衝動買いのように買ってしまったが、頭の隅で「ナスの浅漬け」が

点滅していて、長ナスを1本オマケの積りで買ってしまった。

この長ナス本当に長く、大きなまな板の直径分(30cm)ほどもあり、これ1本を

全部つけるのは多すぎるため半分を使い、残り半分は翌日の「ナスの味噌汁」に使う

ことにして冷蔵庫へ。

まず半分に切ったナスを縦にカットし、後は適当に縦長にカットしビニル袋に入れ

一緒に浅漬けの素を入れよく揉んで冷蔵庫へ。

【ナスの味噌汁】オフクロが好きだった味噌汁だが、おまけになってしまった。

「ナスの味噌汁」はオフクロが好きで、ナスの季節になるとよく作っていた。とはいえ

アク抜きを十分してなかったのか、皮の色が抜け出て黒っぽい味噌汁だった。

冷蔵庫のナスを出し半分にし、それを斜め切りして水に浸けアク抜きする。

そうしている間に鍋に水をはって顆粒ダシの素を入れ、お湯が煮立ち始める前に味噌を

溶かしこむ。

味噌は入れすぎないように味見しながら、最後に一つまみ塩を投入後、アクだしした

ナスを加える。

味噌汁が出来上がり早速朝食となったのだが、昨日はもろ日本食となった。

たまにはこんな朝食もある。魚はアジの開き半身、その左上からスイカの浅漬け、ナスの浅漬け、スイカ入りの野菜サラダ、とナスの味噌汁である。

浅漬けのナス、味噌汁のナスどちらも旨いには旨かったのだが、何せタイのナス。

咀嚼してナスの味はするのだが、兎に角皮が厚すぎて口中に残ってしまうのが難。

やっぱり日本のナスだろう。