毎週タラートに食材を買い出しに出かけるのだが、所詮私は単なるアッシー君で、何を
どれだけ買うのかわからないから、車の中にいたりブラブラタラートの中を覗いている
だけである。一昨日もタラートの中を見て回っているうちに大きなカボチャを見つけ、
無性にカボチャの煮つけを食べたくなった。カボチャの煮つけはタイに来て一度だけ
作って食べたがそれ以来である。何せタラートなどで売っているカボチャは直径
30cmもある大きなもので、とてもじゃないが一人では食べきれない。
そう思いながら野菜売り場を物色していると、なんと1/4にカットしたものが
20Bで売っていた。マックスバリューあたりで買うと40~50Bくらいするのだ。
これは買わねばと思い早速購入。
夕方家にいる時間は何もすることがないから、カボチャの煮つけを作ることにした。
まずは適当な大きさに切り分け、水を足して「つゆの素」で味付けしていく。
例によって味見をしながら足していくのである。
前回作った時には煮干しを入れて旨かったのだが、あいにくと切らしていてしょうが
ないから「チリメンジャコ」を二摘まみ入れた。
大分前に買ったものだが、干物だから腐っていることはないだろうと、その辺はもう
適当である。
一応出来上がったが、そのまま味をしみこませておいて、ミヤさんを迎えに行った後の
晩酌時にもう一度温めなおして、つまみにしてさっそく食べたが、久し振りの煮つけで
つまみをお替りしてしまった。
本当はもうちょっとホクホクしたのが好きなのであり、サツマイモもジャガイモも
ホクホクしたのが好きであるが、里芋に限ってはヌルヌルした奴が好きである。
これは育った環境によるものであろう。
考えてみると男の食彩などと言ってみても、所詮「おふくろの味」に近いものになって
いるみたいである。
まあ世の男性は若い時分は「おふくろの味」で過ごしているが、そのうち年を取ると
気が付けば「嫁さんの味」に染まっているであろう。