もう2週間ほど前になるだろうか、ミヤさんが「ピーノチョッと来て」とスープの
準備をしながら、野菜を切っている私を呼ぶので行ってみると、クラチャイ(カレー
ソーメンのスープには欠かせない)の根を4つばかり私によこして、「これを裏の
土に植えてみて、様子を見たい」と言ってきた。下の写真で赤枠の部分は使わない
ので、いつも切り取って捨てていた。
クラチャイはナンキョウなどと同じショウガ科の植物で、カレーソーメンには欠かせ
ないが、薬用にも使われているものである、それがたった2週間ほどで芽を出し
30cmくらいにまで育ったのである。
それで気を良くしたのか昨日の朝、今度はパクチーラオの根をよこして「これも同じ
ようにやってみて」という。 パクチーは3種類あって、一般的にはセリやミツバなど
のようなものが知られているが、タイのカレーソーメンにはこのパクチーラオを、
モヤシやキャベツと一緒に入れて食べている。
これがパクチーラオで、スギナのようなもので根が付いているまま売っていて、大概
一束10Bで売っている。 本当に安い。
ミヤさんから渡された切り取った根を、そのままクラチャイのそばに植えてやった。
昨日の今日で芽が伸びているはずもないが、ちょっと覗いてみたら、あきれたことに
アフリカマイマイ(外来種のカタツムリ)に食われていた。現行犯である。
うちのサボテンもこいつにやられた。とにかくとんでもないやつである。
※関連記事 ナムジャイブログ:シャム湾の風に吹かれて。
生態系被害防止外来種アフリカマイマイ:シャム湾の風に吹かれて (namjai.cc)
昨日の売り上げも少なく、今朝は私が手伝うのは少ないため、ミヤさんが処理した
根っこをかき集め、早速植える準備を始める。
まずはそんなに都合よく土が手近にないため、近所の園芸店に言って買い求めたが、
はて「土」ってタイ語で何だっけ、思い出せないので袋を見ながらそれらしいのを
見つけて買ってきた。 家に帰って気が付いたが、落ち着いて袋の字を見ればすぐに
判ったものの、悲しいかなタイ語を見る習慣がやっぱりない。袋には上にハッキリと
ディンと表示(矢印)されていた。このセメント袋の半分の大きさで20Bである。
昨日から降っっていた雨は一時期やんだかと思ったが、またポツポツ降り出したので
早く片付けないと本降りになりそうである。
裏に積み重ねていたプランターを引っ張り出し、小石や炭のかけらを薄く下に敷き、
買ってきた土を入れてパクチーラオの根を植え付ける。
雨季のこの時期、水は問題ないが日光が少ないため、日当たりのいい場所に置いた
のだが、はて順調に育ってくれるといいのだが、問題はやっぱりアフリカマイマイだ。
どうやら毎朝チェックする必要がありそうだ。
そうこうしていると雨が本降りになってきて、あっという間に水が溜まるほどだ。
幸い屋台の出店のため送っていく頃には雨は上がり、西の空は夕焼けっぽい色に
染まっていた。今夜も雨だろうか?