昨日ミヤさんを送って屋台の準備を終え帰宅すると、お隣さんが袋に詰めたエビを分け
てくれたが、恐らく最近始めたエビの販売に使う秤を貸したお礼だろう。
閉店の連絡があり迎えに行った帰り、その話をすると娘が「エッ、じゃあパッガバオ・グン(エビとガバオの炒め物)を作って」とミヤさんに頼んでいた。
そして今朝、一通り家事をこなしたところへミヤさんが珍しく外出の支度をして「ピー
ノ、今から買い出しに一緒に行って」と珍しいことを言ってきた。
練り物店、ココナッツミルク点と回って野菜販売店へ回ると、ミヤさんがいろいろ
買って戻ってきた。その中には娘の要望のガバオが入っていた。
多分私に依頼すると、このガバオともう一種類同様のものがあり、私が再三間違えた
から自らお出ましってところだろう。
これがガバオで日本ではバジル(ホーリーバジル)で通っている。
私がよく間違えるというのは恐らくバジルの種類だろうが、メンラックという野菜で
本当に紛らわしく隣においてあり間違えるが、こちらの方がミントっぽい香りがして、
カレーソーメンに入れて食べるのだが、のど越しの風味が爽やかで私は好きである。
葉の外周がこちらはすっきりしているが、私は最近匂いをかいで買う。
一通り野菜を刻み終わるとミヤさんが、「ピーノ、唐辛子とニンニクを5個づつ石臼で
トントンやって(ついて)」と指示してきた。そろそろパッガバオ・グンの準備かと
察し気持ちよく引き受ける。
しかしニンニクと唐辛子の潰れたやつを叩いていると、鼻がどうにかなりそうである。
叩き終わった私はミヤさんに渡し、家の中に入ってしばしの休憩。
一服したくなり外に出て背中を伸ばし、再度家に入ってお茶に手を出していると、
ミヤさんが「ピーノ、できたから食べてもいいよ」って。これ注文したの娘だろ
と言いかけたが、せっかくの好意だから止めておいた。
早速ご飯を盛り付け出来上がったパッガバオを食べ始めたのだが、旨いには旨いが
私にはちょっと辛すぎた。 辛みが強くエビの味があまり感じられない。
強くつきすぎたせいか、娘には悪いが、お先に失礼である。