雨季の洗濯物とパッガバオ・サイクローㇰ
昨日夜半から降り出した雨は、今朝もまだ小雨がポツリポツリと降り続いていたが、
9時ころには止んだもののまだ降りそうな気配なので、ミヤさんと娘の3人で早々に
買い出しに出かけ、帰った頃にはまたポツリポツリ来たが本降りにはならない。
いつものように野菜を切り始めると、家の隣の道路の方から娘が大きな声で、「パア、
チューアイ ノーイ(お父さん手伝って)」という声が聞こえたので行ってみると、
娘がバナナの幹を包丁で切ろうとしていた。「何してるんだ」というと、「メイ ボー
ク ワー、タット ルーイ(お母さんが切れと言った)」とのこと。
一週間ほど前も、何があったか知らないが、近所で除草剤を買って根元に撒いたばかり
であるが、なかなか枯れそうもないので娘に指示したようだ。
もうすでに半分ほど刃が食い込んでいるので、仕方ないから手伝って切り倒した。
他のもタンモット(全て)と言われ切り倒したが、なんか先棒を担いだようで、後味
が悪くてしようがない。
すぐに家に入って野菜を切り終わるころになっても一向に天気は良くならない。
この頃には既に朝起きて洗濯機に放り込んだものは、既に洗濯が終わっていたので、
駐車場に物干しを並べて干し始めたのだが、その時になってミヤさんが「この天気では
乾かないから、近くのランドリーへ行って乾かしてきて」と指示が飛ぶ。
せっかく干し始めたのをまたかごに入れなおしすぐ近くのランドリーへ行って、
ドライをセットして帰ってきた。
約30分かかるが、洗濯物を入れる大きなかご一杯を50Bで済むので安いものである。
考えてみれば、屋根のある駐車場でさえもこんなだから、タイの駐車場のない家など
雨季の洗濯物はどうしているんだろうと思って見回してみると、ランドリーの中の
機械は10数台あるがフル稼働だった。
家に着くとミヤさんが、猫なで声とまではいかないが「ピーノ、パッガバオ・サイ
クローㇰ(ソーセージ)ができてるから食べて」だと。サイクローㇰってはて
何だったろうとテーブルの上を見ると、ソーセージのパッガバオが載っていた。
時計は既に12時を回っているから、空腹なわけである。
早速ご飯を盛ってパッガバオを乗せ、口に入れてみるがこれが旨い。
昨日食べたパッガバオ・グンに比べればはるかに旨い。つまみにもなりそうだ。
ナンプラーの量さえ覚えれば私にもできそうである。
結局パッガバオって一般的には豚のひき肉料理を入れたものであるが、入れるものは
エビでもソーセージでも、好みでいいということだ。
そういう意味ではトム ヤム グンと同じで、ニワトリならトム ヤム ガイ、魚なら
トム ヤム プラー、海産物を入れればトム ヤム タレーというのと同じだった。