昨日は忙しく 朝野菜を仕入れに行き、帰って白菜漬けの準備をしていると、娘は既に
化粧などしているがエプロン姿で、出店準備の野菜のカットなどしていたのだが、
それが終わる頃には彼氏らしい男が迎えに来て、そそくさと出かけて行った。
どうやら「友達以上、恋人未満」のようだが、強い嫉妬に似た感情が沸き上がるが、
世の父親はみんなそうだろうかと思う。
さてミヤさんを送って屋台の準備をした後帰宅し、急いで「焼きそば」作りだ。
金土のどちらかミヤさんの気分で売っているのだが、金曜日に来た日本人のお客から
「焼きそばはないのか?」と言われたそうで、急遽ミヤさんから3パックの指示が
あって夕方6時には届けた。
すると屋台には娘がもう来ていてミヤさんを手伝っていた。
帰りしなに「パアこれ持って帰って、食べてもいいヨ」と言ってビニール袋に入った
包みを渡してきた。
私は荷の中の発砲スチロール箱を見て(土産のドリアンだな)と思いながら、家に帰ると
早速、「ドリアン頂き」と思いながら包みを解くがどうもドリアンそうではない。
なぜドリアンにナムチン(付け汁)が付いているんだ?もしやと思ったらやっぱり
だった。中身はペッㇳ(アヒル)だった。
(なんだこれ、こんなドリアン食いたくない)と思い乍ら、そのまま包みを戻し、
自分の晩酌の支度をし、10時ちょっと前にミヤさんを迎えに行った。
帰りの車の中でこの「ドリアンがアヒルに化けた」話をすると、ミヤさんは大笑いし、
娘が「解ってる、だから別にマンクット(マンゴスチン)をたくさん買ってきたヨ、パアこれ好きだよね」と言って見せてくれた。
明けて今日(30日)珍しく何も注文(ミヤさんからの)がなく、家の中を片付けた私は
やる事もなくテーブル脇の椅子の上にあったマンクット(マンゴスチン)に思わず手を
出して食べ始めた。 これは大当たり!。乳白色の甘そうな果肉が顔をのぞかせる、
本当に甘く美味しかった。
ところがである、次もその次も外れの(経時変化して腐ってはいないが)変質して
硬くてまずいものにあたってしまった。
白い乳白色の果肉に出会えたのは5個中2個程度、一体幾らで買ってきたのか知ら
ないが、娘に言うと中を探っていいもんらしいものを持って「これ食べてみて」
というので果実を割ってみると、確かに乳白色の果肉が見えるのだが、一部はもう
変色し始めていた、
いくら好きでも もうマンクット(マンゴスチン)はいらなく、ンゴ(ランプータン)を
食べたのだが、こちらのほうがよっぽど美味しかった。
ランプータンってマレー語で「毛の生えたもの」という意味のようだが、この仲間に
「竜眼(ロンコン)」「リンチー(ライチ)」などがあるが、こちらのほうが当たり
外れはあまりないような気がする。
因みに余って萎びさせて捨てそうなら、私は皮をむいて冷凍庫に入れ「フルーツ
シャーベット」を楽しんでいる。
冷たく生のフルーツを氷代わりに頂くのだ。