Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ルークターン(オウギヤシの実)で菓子を作る。

昨日 昨年暮れにガネーシャ国際公園へ行った記事を投稿したが、これはその続編に

なる。 下の写真で向かって左の道路が公園への入り口になるのだが、この道の両側に

オウギヤシの樹が整然と植えられている。

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来た時には気が付かなかったのだが、その樹の下にルークターン(オウギヤシの実)が

何個か落ちていたのだが、ミヤさんがそれを見て「車を止めて」といい、娘に2~3個

拾ってくるように指示し、家に持ち帰ったのである。

かなり熟しているようで、触ると柔らかさが伝わり、鼻を近づけると仄かに何とも

言えないいい香りがする。

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ちょっと話がそれるが、この公園を出ると、土産物屋が数件並んでいるのだが、その

店先をミヤさんが見ていて、また車を止めるよう指示が出る。

さっさと車を降りて店の主人と何か話していたが、ヤシの実を6個も買ったようで、

義母にも買うよう勧めて車に戻ってきた。

「ここは安く1個5Bだけど、シラチャで買えば15~20Bもする」と言って嬉し

がっていた。こちらがそのヤシの実である。

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さて本題に戻るが、翌日拾ってきたルークターンをどうするのか聞くと、菓子を作る

から外側の黒い皮を剝いて、中の果肉をできるだけほぐすように言われたが、皮は

簡単に向けたのだが、大きな種がありぬるぬるして果肉が中々ほぐれない。

その種から出ている繊維質が太く硬いのである。

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細かくほぐすのは諦めて次にどうするか聞くと、金網を持ってきてそれで果肉を強く

こすりつけて果汁を絞り出すというか濾しだすというかしろというが、これが結構

手間がかかる仕事で、水に付けながらやらないと中々上手くいかない。

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何しろ種から出ている繊維質が太くて硬く、まるでヘチマみたいである。

絞り残ったものとまだ作業中のものを比較するとよくわかるが、白っぽいのが金網に

こすりつけて果汁を絞りだした残りの繊維質である。

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こちらがルークターン2個分の絞り出した果汁であるが、大分水も使っている。

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ここまでしたら、あとはミヤさんと娘の仕事のようで私は解放されたが、調味料やら

小麦粉(後で包みを見たらライスパウダーとなっていた)を入れて泡立て器でよく

かき混ぜていた。

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あとは小分けして蒸し器で蒸すようであるが、途中で状況を確認したら、娘がこれは

失敗作だとか言ってミヤさんに言っていたが、ミヤさん自身も多少はそうは思ったの

かもしれないが、これでいいと言っていた。

私も味見をしてみたが、香りはまあいいのだが苦みが多少残った。

食感はなんか「きんとん」を固くしたような感じであった。

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