Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

半年かけて伸ばした髭を剃り落とした。

昨年肋骨を骨折して退院した後から伸ばし始めた髭だが、長くなればなったで手入れを

しないと不潔になるし、特に食事の後に綺麗に拭き取らないと臭いが鼻に衝くので気に

なってしまう。ミヤさんからは「スカポック(汚い・不潔)だから早く切りなさいよ」

と事有るごとに言われていて、昨日近所の床屋に行って散髪した際、ついでに剃り落と

してもらった。

この近所の床屋のマスターは、毎朝スカパークパークでジョギングしているので、その

たびに挨拶するが、私が散髪に行くといつも髭は剃らなくていいのかと聞いてくる。

こちらがいつも行く床屋で、家から歩いて5~6分のところにあり、ご多分に漏れず

バリカンカットで100Bだから安いもんである。

このマスターどうも髭が好きではないようで、そういえば床屋の親爺でひげを伸ばして

いる人は見たことがないから、職業柄髭は嫌いなのかもしれない。髭も一緒に剃り落と

してくれと頼んだら、どこか嬉しそうに笑いながら処理してくれた。

私はそれでも一応鼻毛や髭の手入れ用に、小さなハサミは用意してあり、髭に関しては

なるべく唇に掛からないように手入れしていた。

とにかく何か食べた後は綺麗に拭き取らなければならなく、スイカなどはかぶりつく

こともできず、後の拭き取りも手が掛かってしょうがない。こんな風にカットして

あっても、すぐスイカの汁で汚れる。

食事に関しても大きなスプーンでは髭についてしまうし、先日は「すき焼き」をやった

のだが、箸で上手に口に運ばないと卵が髭にくっついてしまい、傍で見ていたミヤさん

に相変わらずの嫌味を並べられた。

日本は明治維新で時代が新しくなると同時に、明治天皇をはじめとした政府高官やら

軍人やら髭を生やした人が大勢いたが、きちっと手入れはしていたのだろう。髭を

生やす人間は不精やズボラでは不潔になり、几帳面に拭き取り手入れが行き届かないと

自分でさえも臭さを感じてしまうものである。乃木大将など軍人だから几帳面だった

のかもしれない。

こちらはひげをそった後で確かにさっぱりはした。マスターは「ディーマークマーク

(良い々)」と言って笑っており、いくらだと言ってもいつと同じ「100B」と

言うが、私が口元を指差し「タット ヌアット(髭を剃った)レーオ」と言っても

「100B OK」と言って取ってくれなかった。同じ運動仲間の御近所さんとして

扱ってくれたのかもしれない。家にに帰るとミヤさんや娘も笑顔で「ロー マーク々

(いい男)」と言って笑っていた。

確かにさっぱりはしたが、気持ちのどこかに勿体なかった、もう少し我慢して続けて

いてもよかったのではないかと思う反面、ものを口にするのに何も気にすることがなく

思いっきり口に運ぶことができるのは、これはこれで気持ちがいいことである。

今朝のウォーキング後、帰宅してスイカに思いきりかぶりついた。