レモンは我が家のポメラニアンで、飼い始めて既に12年になる。すでに死んでしまった
Lin-Lee(リンリー)に子を産ませようと、ポメラニアンのブリーダーに1週間ばかり
預けたのだが、結果は失敗だったが、その時にそのブリーダーから済まなかったと
言っていただいてきた犬である。弱い犬ほどよく吠えるというが、本当に怖がり屋だが
病気ひとつしたことがなく本当に元気な犬である。
こいつは何でもミヤさんじゃなければだめなのだが、ミヤさんが外にいるときは殆ど
私の近くにいて離れず、椅子の近くか私の机の下に潜って様子を窺っているか寝ている
かである。
そんな数日前のある日、部屋の掃除をしていたミヤさんが笑いながら「ピーノ、これな
んだか分かる?」と言っておかしな小さなものを私に見せた。「何だこれ」と私が
言うと、「レモンの歯で掃除してたら、レモンが寝てたところに落ちてた。口を開けて
みたら、右上の歯がなかった」と言って笑っていた。
白いところが歯で、石みたいなのは歯茎の肉に覆われているところみたいで、調べて
みたら前臼歯というのだそうだが、石みたいになっているのは初めて見た。
私も面白がってレモンを捕まえて口を開けさせたら、歯茎は綺麗になっていた。そんな
固いものを食べさせたわけではないが、レモンももう年寄りで、歯もガタが来ていたの
かもしれなく、ちょっと堅めのものを食べたときに抜け落ちたのかもしれない。
参考にレック(ゴールデン)の口を開けてみたのだが、こいつももう年なのか歯が大分
削れている感じだった。仕方がない、レックももう9歳になるのだから。
犬って奥歯と言っても前臼歯て小さいもんだと思った。