Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

路肩の果樹栽培

タイの土地に関する制限てどうなっているか分からないが、兎に角曖昧に思えるが、

それは私が日本人だからだろう。下の写真でタイルの部分は土地登記の図面には

私有地として登記されておらず道路の一部である。

では道路の定義がどうなっているか、これも私にははっきりとしたことが分からない。

下の写真で矢印のところが縁石でありその左が道路であるが、ここまでは分るがでは

その右は何と呼べばいいのか、道ではないから沿道でも側道でもないから、路肩でいい

のだろうか。まあそれはともかくここの使い方は、基本的にここを管理しているムー

バーンの管轄になるのだろうが、実際にはそこに住む家が勝手に使っているのである。

それをとやかく言う積りはなく、前置きが長くなってしまったがそこで栽培されている

果樹を紹介する。

この路肩の利用方法であるが、まあ各家様々で勝手に掘り返して使っている家が

殆どだが、下の写真のように整然と土管を並べ、園芸を楽しんでいるお宅もある。

栽培されているのはまあ多種多様だが、やはり一番多いのがマムアン(マンゴー)だ。

タイ人は本当にマンゴーが好きだが、日本人と違って通常の食べごろは熟す前の緑の

マンゴーで、私も最近これを好んで食べるようになった。

次はやっぱりソムタムの主材料であるマラコー(パパイア)だろう。下の写真のは

丸っこい種であるが、細長いのが一般に使われている。ソムタムは私も好きで、一週間

に一度は家族でで口にしている。

そしてこちらがマナオである。マナオはタイ料理で切っても切れない必需品の果実で、

殆どの料理の味付けに使用されている果実で、味はレモンと同じで非常に酸っぱい。

上のパパイアより多くの家でマンゴーと同じくらい栽培されている。

次はタイではメジャーな果物だが、家庭で栽培するには結構マイナーなようで、我が

ムーバーンでも1軒しか栽培していない。理由は明確で、まだ熟す前から虫がついて

うっかり口にするとウジのような幼虫が出てくることがある。だからチョンプーの樹の

下は、今の時期になると道路が未熟のうちに落果した実で汚くなる。

※関連記事 ナムジャイブログ:シャム湾の風に吹かれて

いよいよ果物の季節か・・・暑期到来?:シャム湾の風に吹かれて

お次もタイではマンゴー同様最もメジャーなバナナである。バナナの品種は結構ある

らしいがこのバナナはタイでは一般的なもので、揚げバナナや焼きバナナなどにも

使われている。バナナは草仲間でありこんな大きな幹をしても、このバナナを収穫

したらこのバナナは一生を閉じるので、幹を刈り取らなければならない。

この赤い実は前にも紹介したが、マムアンハウ・マナオホーと言う果実でものすごく

酸っぱい。写真左上に濃い紫色をした実が生っているが、これが熟したものであるが

多少甘みが加わったくらいで、やはり砂糖が必要である。最初のころこの果実を見た

とき珍しくタイではマイナーな果実だと思ったが、何のことはないそんなマイナーでは

なく、このムーバーンだけで5軒(私のウォーキングのコースだけ)のお宅で栽培して

いたのである。

こちらもタイではメジャーな果物でノイナーである。英名シュガーアップルで、実が

熟してくると表面の釈迦の髪のような皮が簡単に剥けて果実が食べられる。

中に黒い種が入っていて、これを蒔いておくと簡単に芽が出て来るため、我が家の

ノイナーは鳥が運んだものやら、娘が吐き出したものかは知らないが、いつの間にやら

芽が出ていたものである。

私はどういうわけかザクロが好きで、家にあると一人で食べてしまう方である。

しかもまずあの皮を少しづつ剥きながら、中の実を指でこそぎながら茶碗に取り、

全部こそぎ落とし終わったらやっと食べ始めるのである。

何故か分からないが、ナツメとかザクロと聞くとシルクロードを連想し、この暑い

タイは私の脳に浮かんでは来ないが、現実にはこのムーバーンの中にはザクロを栽培

しているお宅は10軒近くあるのである。

アセロラはもう少し多いと思っていたのだが、このムーバーン内には2件のお宅しか

なく、日当たりが悪いのかまだ色づき始めたばかりである。あまりメジャーな果実では

ないがこれも私は好きである。

意外に多くのお宅で見かけるのが、こちら日本人にもお馴染みのクワである。

タイはタイシルクで有名であるから、まあクワがあっても決して不思議ではないが、

ではカイコを飼っているかと言うとそうではなく、結構この赤いクワの実が好きのよう

である。シラチャのロビンソンのTOPSあたりには、時々桑の実から絞ったジュースが

売り出されている時があるし、ウォーキングをしている時、時たま桑の赤い実をもいで

いる人を見かける時がある。

タイにも栗があるのを御存知だろうか。タイ語で栗のことをガオラットと言うが、では

そのガオラットの実は日本の栗と同じかと言うと、似ても似つかないのである。

では全く違うかと言うと、木やら葉っぱやら実の形態やらは全く似ても似つかないが、

食べた食感から味まで全く同じである。今我が家から姿を消してしまったが、お向かい

さんに株分けし、お向かいさんで栽培されている。

※ 関連記事 ナムジャイブログ:シャム湾の風に吹かれて

ガオラットの実:シャム湾の風に吹かれて