先日はシラチャのタラートにミヤさんと娘と3人で買い出しに出かけたのだが、2人を
降ろすと私はタラート前の町役場の駐車場に車を停めたのだが、車を停めると間もなく
一匹のサルが現れ、前のピックアップの荷台のへりに座り込んだ。何をするでも
なかったが一度荷台の中に姿が隠れたが、どうやら何もないのが分かってまたすぐに
現れた。 写真ではわかりにくいが、このサルはこの左側の小さな山林に棲みついて
いる者たちで、多分食事にありつこうと出てきたのだろう。
周りを見ると数頭目に着いた。 こちらは、側道で毛づくろいをしていて、隣を車が
通っても逃げようともしない。もう慣れっこになっているという感じ。
一方こちらの親子(らしい)の2頭はどこからかっさらってきたのか、頂き物なのか
判らないが、何やら食べ物にありついたようで夢中で食べていた。
もしかしたらサルたちの向こうに座っている人からのプレゼントなのかもしれない。
サルは、タラートが直ぐ近くにあり食べ物が豊富にあるが、そこまでは決して踏み
込んで行かないようで、タラート内では一度も見たことがない。
一方人間の方も安直にピックアップの荷台に、野菜や果物を置いたまま車を離れるよう
なことはなく、そういう車はほとんどタラート横に無法停車している。
こちらの駐車場へ乗り入れたピックアップは、殆ど少量買いで室内に置いている。
どうやら越してはいけない一線があって共存しているようだ。
そしてすぐ隣のスクンビットを挟んで隣の小高い山には、珍しい動物が群れで
棲んでいる。いや珍しくもなんともないのだが、野生の豚なのか野菜化した豚なのか、
結構な群れらしい。
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珍しいもの見つけた:野生のブタ:シャム湾の風に吹かれて (namjai.cc)
ある時私は車の点検でTOYOTAのディーラーへ行ったのだが、2時間待ちと言われ
事務所の中で何もしないでいるより、近くをぶらぶら散策しようと思い立ち外へ出て
あてもなく散策を始めた。
すぐ近くにお寺があったので入っていくとその帰りがけに、またもや例の黒い豚に
路地で鉢合わせた。近くにいたおばさんはにこにこ笑って問題ないと言ってくれたが、
豚とは言え養豚ではないから牙があるからやはり怖い。
おばさんは東の方の林を指さしあっちにはもっと沢山いるよと笑って教えてくれた。
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シラチャの町外れを散策:シャム湾の風に吹かれて (namjai.cc)
この豚もやはり人から危害を加えられたことはないのだろう、あまり危険な雰囲気はな
かったし、餌をくれる人間を襲うわけにもいかないのかもしれない。
ここでも何か超えてはいけない一線があって、お互いに共存しているようだ。
とは言え人間の方にしてみれば何も得ることがなく、畑などを荒らされないだろうかと
心配してしまう。
今週の何曜日だったかハッキリ思い出せないのだが、野菜の細断を終え家に入ると
水飲みのところで、娘がカメラを東側の窓に向けて何か撮っていた。
「何してるんだ」と言いかけた私に「パア。二アップノーイ(静かに)」と言われ、
何だろうと窓を除くと、リスがわが敷地内の塀の上に座って何か食べていたが、隣との
境界の塀に背をもたせ、前かがみになっているせいか、やけに腹の膨らんだリスだが
やっぱりリスなど飼っているお宅はこの近所にはない。
そのうちに立ち上がり塀を伝ってどこかへ行ってしまったが、その姿はあまり太って
いなかった。
ところで、リスに餌をやっているお宅は少なからずあるだろう。
そのために我が家みたいにカヌンやノイナー、マンゴーやファランなど果樹を植えて
いる家は迷惑なのである。
海岸通りのスカパープパーク(健康公園)内のように独立している広い場所で、
大きな樹木が植えられているところではいくら餌付けをしてもかまわないのだが。
とは言え、どうしてこうもタイ人は動物好きなのだろうかと思う。
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健康公園の身近なリス達・・・シラチャ紹介:シャム湾の風に吹かれて (namjai.cc)
まあ動物愛護の精神は大したものだとは思うが、野良犬などまで面倒見ているのは
どうかと思ってしまう。