Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ランと歯痛と洪水と

朝いつものように起きたのだが、昨日からの歯の痛みが残っていて、どうにも身の

置き所がない感じである。前歯から2番目の奥歯がグラグラして、歯をかみ合わせると

ちょっと触れただけでズキッと来るからたまらない。歯の痛みを我慢しながら犬の

世話を焼いたりして、ゴミを捨てに外へ出ると黄色の胡蝶蘭が一輪花を咲かせていた。

ほかのツボミも次々と大きくなってきたので、全部が花開くのも間もないであろう。

中に入ってカトレアの様子を見てみたらツボミもかなり大きくなってきて、この分では

あと一週間以内には開花しそうである。

家に入ろうとすると娘が、「メイ(お母さん)に頼まれたから今からタラートへ一緒に

行って」と伝えてきた。タラートへ行くのはいいが、歯の痛みをどうにかしたい私は、

「歯が痛いから痛み止めはないか」というとサラを飲めばいいというので、2粒口に

放り込んでタラートに向かった。

このサラという薬はタイの家庭常備薬のようなもので、大概の家にあるし風邪で頭が

痛くて、勤め先でタイ人に頭痛薬ないかと聞くと殆どが持っているので重宝だ。

買い物を終え家に帰るとミヤさんが、「どう?まだ直らない?」と聞くから「大分

収まってきたがまだ痛い」というと、「隣の塀の脇に植わっている生垣の葉を2~3枚

取って、小さくちぎって揉んで痛い歯のところに付けておけ、ただし食べるな」という

ので、言われたようにやってみた。しばらくすると、薬でも収まりきらなかった痛みが

引いてきた。

この植物は良い香りを放つ白い花を咲かせるが、なんとも良いものを教えてもらった。

とはいえ、口の中に入れても食べるなとはどういうことかちょっと心配になる。

小さくちぎって揉んで、頬と痛い歯の間に挟んでいても、どうしても葉の汁はのどを

通っていくのだから。

野菜のカットの仕事に入る前に、たばこを一服付けながら一昨日購入したランの様子を

見ると、昨日はまだツボミだったのが大きく花開いていた。

これはミニカトレアの仲間で、なんともいい花を咲かせてくれた。

実はランを吊るす針金を買いに近所の園芸店へ行ったら、小さな見るからにカトレアの

鉢が吊るしてあり、店員に「これはオーキット(ラン)だろ?名前は何だ」と聞くと

オーキットだ」と答えが返ってきて、会話にならず50バーツで買ってきた。

後でGoogleで調べてのだが、葉の付き方など見てカトレアには違いないが、なんという

種類かまでは調べられなかった。

一方こちらはデンファレの一種で大きな株だが、こちらはーつ35バーツで購入した。

ミヤさんはこの種類のランをたくさん寄せ植えにしていたのだが、残念だが今は一株も

残っていない。

隣のピンクのバンダはもう2週間ほど咲き続けているが、ランは本当に花持ちがいい。

一服した後野菜のカットを始めたのだが、11時頃からバケツをひっくり返したような、

猛烈なスコールがやってきて作業は中断したが、約2時間くらい降り続いた。

雨がそのうちぱらつき程度になったころ、娘が何か電話を受け取った後、「パア 

ヤーム(守衛)の所まで行ってという。まあヤームの所までならなんともないので、

車を出してヤームの詰め所まで来ると、なんと通りはナムトゥワム(洪水)で、業者が

裸足になって荷物を持って待っており、何のことはないこの荷を受け取るためだった。

我が家があるこのムーバーンは高速に近いし便利ではあるが、丁度カーブの一番低い

ところにあり、大雨が降ると必ず通りへ出られなくなるほどの洪水となる。

(その時は裏口を使うしかないが)これから雨期に向かって厄介である。