Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ポリマー紙幣の新20バーツ札

私は血圧が高いため、月一度は行きつけの薬局へ行って血圧を抑える薬を購入してい

るのだが、昨日も行って購入し代金を払い釣銭を受け取った。しかしどうも手に取った

感触がスベスベしておかしく、もしや偽札ではと思いながら札を見ていると、店員が

笑顔で「Mr,メトン ペン フアン(心配ないよ)、アンニー  ニュー 20B(これは

新しい20バーツだよ)」と言ってくれた。家に帰って財布の中から従来のものと先ほど

釣銭でもらったお札を比較してみたら明らかに異なる。

念のためGoogleで「新しい20バーツ紙幣」をググってみたら、タイ政府は3月24日に

ポリマー紙幣の新20バーツのお札を発行したとあった。

ポリマー製なら手触りが紙ではないため、スベスベしているから納得してしまった。

下の写真は上が旧紙幣で下が新しい20バーツ紙幣。

大きな違いは左側の縦線が連続になっていることと、小さな赤枠で囲った黒く見える

部分が無色透明で透けて見える部分があることである。

 ※以下ウィキペディアによる。

 ポリマー紙幣はプラスティック紙幣とも呼ばれ、オーストラリアで偽造防止のために

開発した技術だそうである。

話は変わるが現在はラマ10世の治世、現在流通している紙幣は殆どラマ10世の肖像に

変わっているが、故ラマ9世の紙幣は記念紙幣を含めると、30種類にも及ぶのだから

本当に敬愛されていた国王だと思う。

ラマ9世以前はどうだったか知らないが、下の写真は故ラマ9世のお札である。

因みに、日本の場合明治時代より天皇は「現人神」であり、紙幣にすると折り曲げたり

汚れたりするため、恐れ多いということでお札にしなかった。この考えは今日でも

踏襲され日本には天皇のお札はないのである。

 別に天皇をどうこう言う積りはないが、いつの世まで「現人神」が伝わるのだろう。

※関連記事 ナムジャイブログ シャム湾の風に吹かれて 

故ラマ9世の紙幣:シャム湾の風に吹かれて

そして今朝娘が部屋の掃除を初めてところで、娘に新しいお札を見せたら即座に「カオ

チャイレーオ(知ってるよ)ニュープラスティックバーツ(新しいプラスティックの

バーツ)だね。」と先に言われてしまった。

家で話題にもならないことを、さも新しいニュースの如くに口にしたことがなんとも

寂しいのである。私が知らなかったことが出はなく、やっぱり異邦人なのである。

タイにいたら異邦人、日本へ帰ったら浦島太郎なんともやりきれない。