Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

蔓延防止措置で帰国を見送る。

ここ数日暑い日が続いているが、いつの間にやら薄絹を刷いたような雲はなくなって、

暑季を思わせる積乱雲のような雲に変わっている。

そういえば1週間ばかり前に3日ばかり続けて夜半から雨が降った。やはり暑季に変わり

つつあるのだろうか、涼しい季節風もどこかへ行ってしまったようで、今年は暑季が

早いのかもしれない。

f:id:ntoshi0426mh:20220126153227j:plain

買い出しから帰って野菜を切っていると娘が、「パア、日本のおじさんから電話」

と大きな声で叫んで携帯を持ってきた。

今時何だろうと出てみると、「兄貴、日本はオミクロン株が急速に拡大して、蔓延防止

措置を新たに18道府県で実施すると決めたそうで、これで34都道府県で実施することに

なり、簡単に他県への行き来ができにくくなった。兄貴には気の毒だが、兄貴の友達に

迷惑がかかるかもしれないので、気持ち分からんでもないが今回の帰国は見合わせた

方がいいぞ。 家の片付けと言ったって大方片付けてあり、あとは兄貴の衣服や本

くらいのものだからな。そんなものいつでもできるから」という事だった。

そんなことならばと今回の帰国は見合わせることにした。

一旦電話を切り作業が一段落するとすぐにインターネットで日本のニュースを見てみる

と、確か弟の言う通りであった。

f:id:ntoshi0426mh:20220126160554j:plain

東京などでは一時数百人とか言っていたが、この3日間は1日9000人だとも言って

いたが、どうやらとんでもないことになっているようであり、他県への行き来はできる

だけ控えるようにと協力要請が出ているようである。

f:id:ntoshi0426mh:20220126160907j:plain

話は前後するが、かれこれ1週間ほど前になるが、ミヤさんと娘が口をそろえて「日本

へ帰るなら今がよさそうだから一度帰ったら?」と言ってきた。

オフクロが亡くなって2年も経つというのに、実家の整理もままならず弟に任せたまま

になっていて、何とか遺産相続の手続きはメールのやり取りで済んではいるものの、

とにかく帰りたいが、コロナで延び延びになっていたのが今度はオミクロン株だと。

f:id:ntoshi0426mh:20220126171130j:plain

そんな矢先ミヤさんの屋台のお客さんの日本人が、帰国するという話をしたようで、

いろいろ教えてくれたらしい。それで私もその気になり色々調べたのだが、やっぱり

駐在員と違ってすべて自分で進めなければならないので本当に面倒くさい。

【タイ出発前にやること】

1.まずエアチケットを手配する。

2.出発の72時間前に病院でPCR検査を受け、陰性であることの証明書を発行して

  もらわなければならない。

f:id:ntoshi0426mh:20220126161137j:plain

  ※参考資料

3.上の資料では空港到着時に、スマートフォンに必要なアプリの登録をするとなって

  いるが、これは事前にインストールできるので、私は既にインストールしてある。

f:id:ntoshi0426mh:20220126161914j:plain

というところまで進めて、さて日程をどうするかという段になって、空港で足止めされ

るし、公共交通機関も使えないからどうするかと考えて、日本の友人に電話したら

「その心配はいらない。俺が迎えに行ってやる」というありがたい返事が返ってきた。

ところで、ここまではよかったのだが、娘が日本領事館に電話をし、詳しい話を聞く

羽目になったのだが、それをかいつまんでまとめる。

【日本に到着したら】

1.日本に到着の72時間以内のPCR検査で陰性の証明書の提示。

2.誓約書の提出: 14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・

  提示、接触確認アプリの導入等についての誓約書。

3.私の場合ワクチン接種が未実施のため接種が必要(事前申請が必要とのこと)

4.空港近辺の宿泊施設に3拍4日隔離しなければならない。

  公共交通機関を使わず自宅へ帰った場合、10日間は自宅待機すること。

【タイに帰国する時に必要】

1.タイランドパス

2.有効なワクチン接種証明書

3.新型コロナウイルス感染症治療費等を含む50,000USD以上の治療補償額の英文医療保険証

4.出発72時間前以内のPCR検査陰性証明書

色々と面倒なことが多すぎるが、とにかく今回はどうにもならないようである。

まして現在ワクチン接種をしてない私が帰国した場合、ワクチン2回接種分の日程

3週間は確保し、それに何か問題があった場合の2~3日を足して25日としても、

その間の生活費や不測の事態が起きた時の金銭的余裕も確保しなければならないし、

年金生活者の私にそんな余裕はとてもない。

思い立ったら吉日とか思ってその気になったが、やっぱりコロナには勝てなかった。

しかし、「今回は・・・」なんて思ってはいるが、私に次の機会が訪れるのだろうか、

73歳になり多少血圧が高い私にとって、どうにもそちらのほうが心配である。