義母が我が家に顔を出し始めてそろそろ1か月近くなる。
そもそも義母が来なくなったのは何があったか知らないが、どうもミヤさんと確執が
あったようだが、ミヤさんは心当たりがないという。
女の世界は私にはわからないが、この親子は大変難しいと思う。
それが来るようになったきっかけは、私が車を乗り換える決断をしたところ、義兄が
車を使えと言って貸してくれたのだが、どうも娘が裏でいらぬ画策をしていたようで、
そのころ頻繁に娘と連絡を取り合っていたようである。
娘にしてみれば今は祖母に当たるのだが、小学4年までは7人兄弟の末っ子として
育てられたため、どうしても「メイ(お母さん)」が抜けきれず、義母もすれ違いの
ミヤさんより可愛い末っ子のほうが連絡を取りやすいようである。
【義母のお陰で助かっている事】
1.朝の仕入れの頻度が極端に少なくなった。
田舎の婆さん(とはいえ私より若いのだが)は朝が早く、朝5時半には起きだし私が
行っていた仕入れはほとんど義母がやっていて、その分私は楽をしている。
2.朝食の心配がなくなった。
仕入れから帰った義母はそのまま朝食の準備を始め、私が起きだす頃には勝手に
一人で朝食を摂っている。
たまに仕入れが多い時は娘を起こして連れていき、娘と食事をしていることもある。
朝私が一通り家事を済ませると、「ノ キンカーオ(食事)」と気を使ってくれ、
味もいいのである。 この2~3日に食べたメニューを紹介すると。
「パッカナームーチン」: カイラン菜と豚肉の炒め物。 ちょっと辛い。
私はこの料理で、カイラン菜というものをを知った。
「グリーンカレー」タイの一般的な食べ物
「パッㇰカドン(タイの白菜漬け)と豚肉のスープ」何という料理なのか知らない。
白菜の漬け物の少し酸っぱ味があり、ナンプラーの味付けでご飯にぶっかけて
食べるのだが、これは旨いと思う。
3.何かと気を使ってはくれるのだが、何せ早口で私の知らないタイ語をベラベラ
喋るのでありがたいのだが、多少うざったい。
4.ミヤさんの送迎がなくなった。
私にとってとにかくこれが、一番大きいような気がする。
およそ一週間ほど前、何を思ったか自分が送っていくと言い出し、そのまま店を
手伝って一緒に帰ってきた。 それ以来店に出るようになり、私は不要になった。
元々昔はラン̪̪シットのタラートでカレーソーメンの屋台を出していたようで、
ミヤさんにしても「おふくろの味」なのだから、全く問題ないのである。
私にしても夜9時・10時まで飲まず食わずで迎えに行くことを考えたら、7時
から晩酌を始められるのだから、モッケの幸いである。
【何とかして欲しいと思う事】
これはたくさんあるのだが、とにかくタイ人気質丸出しみたいな感じである。
1.気を使わないのではなく配慮が足りない。
義兄を除いて我が家に来るタイ人は、車庫に入っている車があろうがなかろうが、
家の真ん前に駐車するのである。 (もしかしたら車を使うのでは)なんてこれっ
ぽっちも考えずに家の前に止める。
こっちが気を使ってしまう。
2.とにかく「…っぱなし」が多い。
義母の家はいつ行っても、テレビがつけっぱなしで誰も見ていないのに、勝手に
喚いているのである。 我が家にテレビはあるのだが普段付けたこともなく、
私のi-Padを娘が使っていたのを使いだしたのだが、自分が外で料理の下拵えを
始めようと立ち上がっても、困ったもので「つけっぱなし」なのである。
すべからく同じで、料理をしても後が同じでやっぱり「料理のしっぱなし」なので
私が片付ける羽目になるのである。
3.とにかく義母が来るとキッチンが途端に汚れ始めるし、食器があふれ出す。
色々と手を出し手際よく料理し、さっさと食事をする・させるのは結構であるが、
もうちょっとキッチンは綺麗に使えないかと思う。
私など食べた後は自分で洗って片付けるのに、義母が来るとこのようになって
しまうのだが、これは義母の家でも同じである。 息子が大体これに似ている。
あゝヤダヤダ。
4.片付けるのが面倒か?
とにかくタイ人の家に行くと大概同じようなもので、片付ければいいようなものを
と思う事が一杯ある。 目に余ったら一度にやればいいと考えているのだろうか?
飲んだ清涼飲料水の瓶を適当に置く、パックの水を全部飲んでもそのパックを
片付けない。困ったものであるが、娘の部屋もこれに似たようなものである。
ところでミヤさんであるが、この親にしてよくぞこの娘が生まれたと思うほど、掃除魔
であり綺麗好きであるから、私も娘もしょっちゅうミヤさんとぶつかるのだが、どう
いうわけか義母にはあまり言わない。 遠慮があるのだろうか。
まあ色々悪いことも並べたが、私がタイに来てミヤさんの実家に顔を出すようになって
も、外国人と思わずいろいろと面倒を見てくれたのだから、とにかく気にはなるが
長生きしてもらいたい。
我が家に来るにした所で、糖尿病の薬でいっぱいなのである。
一時期は目に来たらしいが、今はそれも良方に向かったらしく、夜の運転も問題ない
らしい。 私など目がだんだん悪くなっているというのに。