Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

洋式古式銃の額入り壁飾り

趣味って余りにも広く蒐集からスポーツに至るまで、各自の好き勝手な思いが込め

られている、個人の崩せない領域であると思っている。

趣味の中でも蒐集は切手や古銭・刀剣やら化石に至るまで、好きな人はそこに何らかの

楽しみを見出しているのだろうと思う。

かくいう私も切手蒐集に関しては最初は古いのを何とか手に入れようとしていたが、

その後蒐集が昂じていき、最後は切手発行日にシートごと買うようになってしまった。

ところで、実にこんなものを趣味にしていたんだという知人に、大変なものを預けられ

たのだが、これは趣味で蒐集したのか、これだけを飾りとして購入したのか判ら

ないが、実のところ私も欲しくなってしまった。

これがその壁掛けで洋式古式銃の額入り壁掛けである。

古式銃であることはわかるが、これって本物なのか複製品なのか模造品なのか、

とにかく全長1.5mほどの大きさなのだが、壁掛けにしてはやけに重い。

銃が5丁も収まっているのだから仕方ないと思うが、でも本物だろうか。

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写真では小さくて見難いだろうから、ガラス越しで分かりづらいだろうが1丁づつ

拡大して紹介する。 額から取り出して見てみたいのだが、人様のものを勝手に取り

出して額を壊してはいけないから、見難いけれど我慢して戴きたい。

 最初は左上の銃からで、銃身の上の穴の開いた飾りが特徴的である。

銃弾を装填するところは、何かの動物の頭部をかたどっていて、銃身には唐草模様を

あしらってある。

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次は右上の銃であるが、銃身は八角形の形状をしていて、飾りなどなく非常にシン

プルな銃である。

この銃を見ていて全部の銃を確認したら、引き金の部分や撃鉄の部分がすべて共通の

部品を使用しているみたいな感じである。

ひょっとして、この銃器メーカーが作った壁掛けなのだろうかと思ってしまった。

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さらに中央のライフル(?)銃

これは銃身が2つある銃で、撃鉄のすぐ横の銃身を飾っている金の飾りにも

唐草模様があしらわれている。

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そして左下の銃

銃身は上のライフルと同じ黒塗装で、同じく撃鉄のすぐ横の銃身を飾っている金の

飾りは上のライフルと全く同じもののようである。

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最後は右下の銃

一番の特徴は銃身の先端がラッパ上に開いていることだろう、銃身の上部にはこれまた

同じで唐草模様の飾りが施されている。

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これらがどんな経緯でこの壁掛けに収まったのか知らないが、5丁を詳しく観察する

限り共通点がいくつか見つかり、同一銃器メーカー製と思われるのだが・・・。

ところで、これらはあくまで武器とみなすことができるのだが、タイの法律ではどの

ような扱いになるのだろう。 武器と言ってもそれは銃弾があってのことで、今のまま

では殺傷能力はゼロで、あくまで飾りでしかない。

ところで我が家にはもう一つ武器が飾られている。 息子の日本刀である。

こちらは切れる切れないはともかくとして刃が付いているし、鋭い切っ先もそろって

いて、ナマクラかもしれないが一応殺傷能力という観点で見れば、立派な武器である。

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息子が何かのオークションで落札したようであるが、私が見ても模造品と判る

「もどき」であるが、武器としてはこちらの方が危険と思う。

 ※関連記事;ナムジャイブログ シャム湾の風に吹かれて

  息子の日本刀:シャム湾の風に吹かれて (namjai.cc)

日本では刃が付いた刀は売れないはずであるが、タイはいったいどうなんだろう。

まあ息子が買ったのだから売り物なんだろうけれど・・・・。