この2~3日前からテーブルの上にプラグが置いてあったが、我が家の電気製品で使え
なくて困っているものはないため、別段あまり気にも留めなかったが、それでも何故
プラグだけが置かれているのだろうと、黒いカバーを外して端子の根元を見ると、別に
コードの芯線が挟まっているわけでもなく、丁度コードがすスッポリ抜けた状態だ。
どうせ息子が会社で仕事で扱って、ポケットに入れたまま持ち帰って放って置いた
のだろうぐらいに思っていた。
ところが今日犬の飲み水を汲みに外へ出て、思いもかけないものを見つけた。
我が家の浄水器の飲み水は表に出してあり、緑のバケツが犬用の飲み水の容器。
そこにプラグのないコードがあるのを見つけたのである。
すると洗濯機のコードではないかと思って確認すると、向かって右の小さな方の洗濯
機のものであった。
しかしである、昨日は娘がこの洗濯機を使っていて、その洗ったものを私が干したのだ
から、昨日は使えたのだが何故だろうと思いコードをよく見ると、先端が折り曲げられ
ており、それがコンセントの差し込み穴に丁度入るようになっていた。
恐らくコードを直接差し込んで使用していたのだろう。
2~3日前にも洗濯していたが、コンセントからプラグを抜くときに、プラグを抜か
ないでコードを引っ張って抜こうとし、コードがスッポ抜けたのだろうと想像がつく。
これは掃除機を扱うのを見ていたら、娘のやりそうなことだと思った。
それにしても芯線をコンセントの穴に突っ込むなんて、小さい時からそういう環境で
育ったから危険なことと思わなかったのだろう。
故義父は建築屋だったため、家にあったドリルやらサンダーやらの電気器具は、まとも
にプラグが付いているのは殆どなく、ミヤさんの兄弟やスタッフたちは、芯線を
コンセントの穴に突っ込むことを平気でやっていた。
ショートしたらどうなるとか、誤って触ってしまったらなどと考える日本人はすぐに
プラグの端子に結線するのだが、息子を除いて私の知る限りのタイ人は皆同じである。