娘は大の犬好きでとにかく面倒見がよく、病気や怪我などというと率先して世話をして
くれ、動物クリニックのドクターに指示されたことはきっちり守って診てくれる。
その点ミヤさんは世話をすることは問題ないのだが、注射と血が苦手なため大概は
娘にお任せである。
大学で獣医の勉強を選ばなかったのはなぜかと思うくらいである。
今我が家で問題があるのはゴールデンのLeckとビーグルのKoyなのだが、Leckは足首を
痛めてしかも熱を出しているため、食事を与えても碌に食べようとせず寝たきりで、
仕方ないから犬舎から出して部屋に入れて診ていた。
娘が痛めたところを冷やしているが、ミヤさんはちょっと手伝うだけで、薬を与えるに
しても娘は平気でのどまで手を突っ込む。
下は痛めた足を診ているところ。
まあこれくらいなら問題ないのだが、時には添い寝までする。
Leckの方は犬だから、布団の上で寝るというのは暑すぎると思うのだが、まあ冷房が
効いているのが救いかもしれない。
一方ビーグルのKoyだが、こいつは慢性のアレルギーで、手足の毛が抜けて傷ができて
いるが、どうやら痒くて自分で噛んだための傷である。
時にアルコール消毒やら痒み止めなどを縫ってやるのだが、傷口が染みるのかその
たびに娘とケンカで吠えたり嚙みついたりであるが、噛みつきそうになると娘も押さえ
つけて強引な治療である。
犬畜生とはいえ、そこはやっぱり面倒を見てくれる人間には従順で、こんなことをして
娘に遊ばれているが、遊んでいるようで実は耳掃除である。
綿棒を見せると吠えて逃げるので逃げないための工夫のようだ。
Leckはだいぶ回復してきたようで、まだびっこを引いているが今は家の中から犬舎に
移してほかの犬と一緒にいる。
そして最近の一番の心配は痩せ細ったLuckであるが、クリニックで血液検査をしてもらったが別段病気ではなく、血液中のプロテインが足りないからだと言われ、食事療法を
している。これも娘がドッグフードにチキンを入れたりトウモロコシを入れたりと、
色々と工夫してやってくれている。早く回復すればいいのだが。