ウォーキングの疲れが溜まり始めたのか、中々起きられずグズグズしていると娘が
入ってきて「パア 起きてトイレの交換だよ」って、そんな話聞いていないし私に
できる筈ないと思っていると、階下がやけに騒がしい。
洗顔して階下に降りると、ミヤさんの従兄弟が二人来ていて、一人はすでに出来上がっているようだ。 どうやら便器の交換のために、ミヤさんがランシットから呼びつけた
ようだ。
義父はタイ家屋の建築屋の棟梁をやっていたから、ミヤさんの兄弟や従兄弟はその
関係の職業についているため、便器の交換などお手の物で、何かあると呼びつける。
実は一昨日部屋の掃除をしていた娘が、「パア、トイレがナムトゥワム(水浸し)に
なってる」と大きな声で呼ぶので行ってみると、確かに床が水浸しである。
何の心当たりもないため、すぐに給水弁を止めチェックすると、上のタンクから下の
便座迄見事にクラックが入っていた。原因は何か分からないが、生活する上でなくては
ならないものだけにすぐ交換しなければと思ったが、恐らくミヤさんが従兄弟に連絡を
したのだろう。
従兄弟のベンが腰を上げて、割れた便器を取り外し始めたため、私は新しい便器を
購入に行こうと思ったがベンが一緒に行くからもう少し待てという。
さすが慣れたもので、取り外すにも手際がいい。私だったらこうはいかないだろう。
便器を取り外すと便器の取り付け座が滑らかになるように均し始めた。
一通り終わり取り外した便器を片付けるが、浄水器をたびたび洗浄しているが、タンク
の中を見て納得である。水が溜まるところまでが真っ黒である。
直ぐに高速脇にあるタイハードウェアまで車を走らせる。便器の型や固定剤などは
ベンにお任せである。
帰りにソムタムの屋台に寄って、ソムタム・カオニヤオ・ガイヤーン・プㇻドゥックを
買ってブランチとなる。
結局私も一緒にウィスキーを飲む羽目に。こういう時はタイ人には欠かせないらしい。
それでも小一時間掛けて食事を終え、ベンは仕事を始める。
設置位置を決めて、固定剤を塗布して便座を固定。
便座が取り付け終了したらタンクを載せて交換完了。作業はベン一人。
私は買い物に付き合っただけ、もう一人のブーンはその間飲みっぱなしで、食事後は
寝てしまった。
こういう時は多少の御礼で済むため、申し訳ないが便利この上ない。
ところで話は全く関係ないのだが、今日の「白菜漬け」の状態は水が既に上まで上がってきている。
もうここまでくれば「押し」は必要なく、あと5日くらい冷蔵庫の中に放って置けば
いいだろう。