元旦に能登半島地震の話があって、やっと片付けもはかどり始めたらしいのだが、早い
ものでもう2月の声を聴いてしまった。地震にあった石川県の人たちにはまだまだ
厳しい寒さが続くだろうが、何とか踏ん張ってほしいものである。 さて 日本はオレ々
詐欺みたいなのは減ったようだが、それでも高齢者の財産を狙った、特殊詐欺グループ
の犯罪が後を絶たないようで、今日もYou Tubuのライブニュースで、どんな犯罪か知ら
ないが、カンボジア拠点の詐欺グループが捕まったというニュースが伝えられていた。
ところで、ここタイのこんな田舎町のシラチャでも詐欺事件があるらしく、最近
ミヤさんや娘から注意されていたのだが、まさか我が家が狙われるとは思ってもいな
かったが、幸いにも被害を免れてホッとしている。(下のサギには悪いのだが)
(
2日ばかり前のこと朝10時ちょっと前で、朝食も終わりミヤさんも私もすることがなく
二人とも携帯をのぞき込んで、各々SNSを見ながら時間を潰している時だった。
表でバイクが停まる音がしてミヤさんが出ていき、言葉を交わした後引き返してきて
「ピーノ、630B出して」と言うので細かいお金がないから、「QRでもいいだろ」と
言って携帯を渡すと、ミヤさんは携帯を持って外に出て、暫く小包配達員と何かを話し
ていたが、結局何も持たずに不機嫌な顔をして戻って来るなり、「全くもう。630B
だけど、危なかった」と言い出した。「何があったんだ」と聞くと、「危なく騙されて
詐欺に引っかかるところだった」と言う。「配達員に騙されたのか?」と聞くと、
「そうじゃなくて宛先はケン(息子)だったけど。苗字が無くなんかおかしかったので
ケンに電話したら、何も頼んだ覚えがない」と言い、念のために娘に電話して聞いたが
何も知らないというので、配達員にそう言ったら了解して「送付先に連絡する」との
ことだったということだった。(下の写真は日本の郵便局の配達員で関係ない)
630B程度の小さな小包だが、どうやら発送元の方での画策のようで、配達する側は
何も知らないようだった。ところが、こんな詐欺はまだ可愛い方であるが、実は数か月
前からミヤさんと娘から、知らない人から電話が来ても出ないようにするか、うっかり
受信してしまっても話をしないですぐ切るようにと強く釘を刺されていたのである。
どのようになっているか知らないが、うっかり受け取って何か話したおかげで、取引先
銀行口座に繋がれて、金を引き出されるということがかなり起きているのだそうだ。
銀行の口座の暗証番号など、通常の会話で話なんかしないと思うのだが、とにかく何も
話さないで切っちゃうのが賢明だと言われている。
それでも訳の分からない電話は、最近掛かってこなくなったが、去年までは月2回
くらいは訳の分からない電話が掛かって来たことがあったが、何も話さずにミヤさんか
娘と黙って変わって暫く様子を見ていると、ちょっと聞いていてそのまま黙って切って
しまうのが殆どで「悪い奴からの電話」と言っていた。まあ最近は私の知らない人間
から掛かってくることはないからいいのだが、先日のように一方的に品物を送られて
きても受け取ってしまいそうで困るが、そんな時はミヤさん任せにしようと思う。