Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

レックが熱中症で「おバカ」になった?・・・原因は癌だった。

4~5日前の夜、最初は暑がっているようで「ハーハー」息をしていたが、8時頃急に

咽ったように(人間が誤嚥した時のように)なり、何か吐き出しそうなので慌てて

洗面器に水を汲んで来て、口元を拭いたり胸をさすったりして看病である。それでも

治まらず暑そうなのでナムデーン(かき氷にかける赤くて甘いシロップ)に氷を入れて

冷やして与えると、勢いよく飲み始める。そんなことを暫く繰り返してやっと落ち

着いてきたので、その日はそのままにし、様子を見て病院へ連れて行くことにした。

下の写真は健康な時のロックとレックで、白っぽい方がレックだ。

3日前の夕方同様の症状が出たので、暫く看病し落ち着いたのを見計らって、近所に

できた新しいペットの病院に連れて行った。いつもなら行きつけのクリニックへ連れて

行くのだが、生憎とその日に限って連絡が取れなかった。

病院での診察結果は、体温が異常に上昇していて(家でも腹部が異常に熱かった)

熱中症による症状が出ているとのこと。とはいえ、体温が異常に上昇している原因は

詳しく調べないと判らないと言われ、その日は病院に置いて帰ることになったが、夜

病院から電話があり、体温は一応平常値に落ち着いたとのことだった。昨日は私の

血圧の検査があったので、病院の帰りにレックの獣医科によって話を聞くと、体の高温

が続いたため脳に影響が出ているようで、反応が鈍くなっているとのこと。

検査結果判明した原因は、腹部にガンが見つかったとのことで、ガンが原因で発熱した

とのことある。今はまた少し熱が出てきたとのことで薬を飲ませたようで、夕方引き

取りに来ることにしてそのまま帰宅した。

ガンとは言えかなり進行しているしもう12歳で老犬だということもあり、無理して手術

したところでその先どうなるか判らないため、夕方獣医科へ行って引き取って来た。

家に帰ってきたレックだが、どうやら脳の方は回復していないようで、名前を呼んでも

すぐに振り向きもしないし、しっぽを振ることもなくなってしまったが、凶暴さは全く

ないのが救いである。

今朝はいつも通りに起きてレックの様子を見たが。意識はあるが記憶は取り戻しては

いないようであった。8時半頃になったら、ミヤさんが何を思ったかリオやリンリーを

診てもらったシラチャのクリニックの先生に電話し、急遽シラチャまでレックを運んで

診てもらうことになった。レックを後部座席に乗せシラチャまで行くが、病院はまだ

開いておらず、レックを後部座席に乗せたままの触診と獣医科での診察結果を見せると

やはり「願」で、このままにした方がよさそうだった。

突然訪れる「死」もあるが、病気と向き合って迎える「死」もあり、どちらを選択する

かと言われてもこればかりは選択の問題ではないが、やはりいずれは訪れてくるものを

受け入れないわけにはいかないが、こればかりは笑って迎え入れることはできない。

相手は口がきけないペットだから、今はミヤさんも娘もできる限りのことをしている。