8月12日は私の誕生日だが、今年は誕生日と言っても免許更新と重なっていて、以前
からどうするか迷っていたのだが、視力が衰えてきているため更新することは諦めた。
少々横道にそれるが、そもそも免許の更新は記憶の中にはなく、又年を取っていくのか
といったような諦念のようなものを感じていて、昔から誕生日がめでたいとか祝って
もらえる日と感じたことはなかった。小さな時からずっと、誕生日は夏休み真っ只中で
クラスや友達から祝われたこともなかったし、社会に出てからもお盆休みで会社が休み
になってしまうため、特に祝ってもらったことはなかった。タイに来たところで、会社
は夏季休暇だしご丁寧に「母の日」(シリキット王太后誕生日)で休日で禁酒日である。
とはいえその他多勢と一緒でなく家族だけに祝ってもらっていたから、内容は濃かった
祝日だったかもしれない。
そんなことを思い出しながら何気なくカレンダーを見ていて、ふと免許の更新日を
思い出し期日を確かめたら今年が更新の年だった。これは忘れていただけで、実は
以前から視力が衰えていることは自覚していて(恐らく白内障が原因ではないか)、
もう免許の更新は諦めようと思っていた。
ミヤさんに以前話したら、「危ないからもういいんじゃない、私も持っているし」と
言ってくれたので、それに甘えることにした。
もう実家もなくなって日本には帰るところもないから、日本の免許に書き換えることも
ないだろう。(尤も日本の免許証は更新してなくて、2010年に失効している)
タイの免許証を持参して書き換えることができるかもしれないが、今更それも面倒臭い
し、そこまで拘る必要もない。
実際の所視力の問題だけだから、運転そのものにこれと言った支障があるわけではない
から、日本なら講習だけ受けて(最近の事情は知らないが)枯葉マークを付ければ
(ずっと枯葉マークだと思っていたが、本当はもみじマークというらしい)いいだろう
ななどと余計なことを考えるが、やっぱり引き際は潔く引いた方がよさそうである。
日本では高齢者の運転で、高速道路を逆走したり、アクセルとブレーキペダルを踏み
間違えたとか、訳の分からない言い訳をしたりと問題があるようだが、いつまでも
未練たらしいのも困ったものである。