私の日常に晩酌は欠かせないのだが、この2か月ほど飲み物を変えている。10月末に
実家の整理に一時帰国した折、日本では毎晩「ストロング・ゼロ」を飲んでいた。
タイに戻ってもマックスバリューで買っていたが、毎晩3缶も飲んでいると高くつき、
元のウィスキーにしようとしたがミヤさんが煩いので、目先を変え焼酎に切り替えた。
ウィスキーも焼酎もアルコール度数からすればたいして変わらないのだが、まあ焼酎
なら静岡割り(お茶割り・緑茶割り:後で紹介)にして飲めば、ミヤさんはどういう
わけかウィスキーの水割りよりは薄いと思っているようである。
それでマックスバリューで見つけたのがこちらの焼酎「雪姫」で、「いいちこ」と同じ
白い雲った瓶に入っている「麦焼酎」である。
ところでこの「雪姫」だが、2~3回買って左側の小さな漢字が簡体字で書かれている
ことに気が付いた。コリャ中国製かと思い裏を見たらタイ製だった。ムアンポーン
ビバレッジとあるが、中華系の会社だろう。
何となく騙された感じではあるが、焼酎にあまり差があるわけでなくお茶で割って
しまうし、腹の中に入ってしまえばどこでも同じである。それであまり気にしなく
なり買い続けていたのだが、先日ロビンソンへ行った折トップスでどこかで見たこと
があるラベルで、田中酒造とあり何の疑いもなく買ってきた。
ラベルには酒蔵は田中酒造とあるが、どこ産(何県)だろうと裏のラベルを見てこれ
また驚きである。全く思いがけないところだった。裏に書かれていた住所はホーチミン
市ベトナムとあったのだ。日系のベトナム会社が作ったもので、輸入元がタイの会社
なのだ。
まあウィスキー・ビール・ワインなんてどこでも作っているし、国により地域により
味に差はあるのだろうが、材料が麦と限定していれば焼酎に大きな差はなく、まして
お茶で割って腹に入ってしまえば皆同じである。ここの物は他に芋焼酎もあった。
【静岡割り】
さて静岡割りだが、お茶割り(緑茶割り)を指すのだが、静岡では居酒屋へ行って
「焼酎の静岡割り」と注文すれば緑茶割りが出てくる。
お茶は好みで煎茶でも何でもいい。2006~7年ごろだろうか、静岡では焼酎の緑茶
割りが一般的にのまれていて、それを普及させようということから広めたらしい。
ウィキペディアにも掲載されているので、興味のある方は試してみてほしい。