朝食を終え、外に出て車庫の隅っこにおいてある椅子に座って、一服付けて外を見な
がらポケーッとしている時間がなんともいいのである。
今朝も買い出しに行って朝食後に、一服付けて休んでいたら、どこからともなく飛んで
きた一匹の小さな昆虫が私のシャツにとまった。
よく見ると5~6mmくらいの、小さなメタリックブルーをした綺麗な虫である。
なんという虫だろうか、それにしても綺麗な虫だなどと思いながら、写真を撮ったり
していた。
小さな我が家の庭の左側に、白い花が咲く気が植えてあるのだが、ふと見ると何やら
葉陰で黒いものが動いている。
気になったのでソーッと近づいてみると、なんとリスがいて小さな花芽をつついて
いた。そのうち隣に吊ってあるランに飛び移り、出たばかりの気根をかじったり
し始めた。
素早いので写真を撮ろうにも、もたもたしていると隣の庭に消えていった。
すると突然ミヤさんの声が飛んできて「ピーノ、さっきから呼んでるのに何やってる
のッ、もう一度買い物行ってきてくれない?」「いや、リスがいたから・・・。」
「リスなんて毎朝来てるよッ。そんなに気になるなら面倒見たら?」まったく情緒も
何もないタイ女である。
今朝の一コマであった。