Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

カオマンガイと庭の補修と毒蛇と

最近何となく倦怠ムードで、ブログの投稿も約2週間ほど間を空けてしまった。確かに

どうにかしないと、という気もあったのだが面倒くさいという気持ちが先行して、まあ

いいかっていう気持ちが勝ってしまい、結局2週間近く休んでしまった。

今朝はいつもと同じ様に起き出して、いつもと同じ様に犬の世話をすると、ミヤさんが

キッチンで何やら作業しながら、後でいいからセメント買いに行ってと言い出した。

我が家では家の小さなことは私が手を出すが、水道やらセメントなどのことになると

ミヤさんの出番で、今日は疲れることになりそうだと腹を決める。

さて朝食をどうするか考えているとミヤさんが、「ピーノ、朝食はまだいいでしょ、

私も行くから一緒にセメント買いに行って」と言い出し、車を出して近所の建材店に

買い出しに行く。セメントさえあれば、我が家には義父が使っていた道具が眠って

いるため、何とでもなるのである。セメントを買って帰宅すると、「お腹がすいたから先に朝食にしよう」と言って、娘とまたキッチンで何やら始めたが、「今日はカオマン

ガイ(タイ風鶏飯)でいいでしょ」と、いいも悪いもなく鶏の方の盛り合わせが先に

出てきて、「ご飯は好きなだけ自分で持ってきて」ということである。

まあ店で食べるよりご飯が多いのがうれしい。上の写真の鶏を茹でた汁を使って炊いた

だけあり、ご飯もたっぷりあるが、味が浸み込んでいて旨かった。下の写真は先日

ソムデット病院に行ったとき、近くのタイ飯屋で食べたカオマンガイであるが、ミヤ

さんの方が私好みの味付けみたいである。

私がのんびり食事をしていると、ミヤさんはさっさと食べ終わりかたずけを終えると

キッチンから外に出て何やら初めて、ガツッ、ガツッと土を突っつくような音がし始め

「ご飯食べたら、セメント練って」と声が聞こえてきた。こうなってくると短気なミヤ

さんだから、さっさと動き始めないとプッツンするのも早いから、食器を片付けて外に

出ると、洗濯機横の割れたタイルが剥がされて傍に立てかけられていた。下の写真で

グレーのところが剥がしたところで、その下がはがれていないタイルで、剥がした

タイルが並んでいるところが側溝である。

ミヤさんのそばに行くと、「洗面器に水を2cmくらい入れてセメントを練って」と

指示されるが、どの程度の粘度なのか判らないが、適当にセメントを入れて指示を仰ぎ

ながらセメントコテを用意して練り始める。

セメントの粘度など私の知識にはないため、最後はミヤさんの指示に従うのみで、こう

いうのは建築屋の棟梁の娘だけのことはあり、余計のことは言わず黙って従うだけ。

練りのOKが出てさっそくセメントを土の上に敷き、平らにならしてタイルを載せて

いくも、どうもうまくいかず何回かやり直しながら進める。一旦キッチンに引っ込んだ

ミヤさんが出てきてチェックするもどうも不合格らしく、コテの縁を使って平行度を

確認すると、タイルを一旦剥がしてセメントを敷きなおしてやり直しである。結局やり

直させられるかと思いきや、最後までミヤさんがやってしまった。全部仕上げてから

またやり直すことを考えたら、自分でやり直した方が早いと判断したのだろうが、何も

文句を言うわけではなく、結局最後までやってしまった。

さて私はセメントをこねただけでろくに役に立たなかったのだが、最後の片付けくらい

と思って、使った道具を中庭へ運び込みさて洗おうとすると、娘とミヤさんが家の中

から窓ガラスをコツコツと叩きながら、塀を指差し何か叫んでいるが、何だかサッパリ

判らず表に回ろうとすると、窓を開けて「ユックリ犬小屋の方に行って。おおきな

グリーン・スネークがいて危ないから」という。慌てて塀の上の鉄骨を見ると暗緑色の

私の親指より太いグリーンスネークがユックリ西に向かっていた。よく見ると、尻尾の

先が黒色の奴で毒の強い蛇である。しばらく見ていたら、表のマンゴーの樹の所から

塀の外のカヌンの樹に移って下に行った。

しかしここは蛇の巣があるわけではないが、本当に毒蛇が多いところで、家の敷地に

入って来たのは2~3回どころではないから、気を付けないと大変である。

※関連記事 ナムジャイブログ シャム湾の風に吹かれて

また来たグリーンスネーク

ラムットとグリーンスネーク

とにかくなんともなくて済んでよかった。タイ人の話では本日であった尻尾の黒い

グリーンスネークの方が猛毒を持っているらしい。