昨日土曜(23日)から今日(24日)にかけて、義弟のブアット(出家)に立ち合う
ために、義母の家のあるチャチェンサオまで行ってきた。
義弟はバンコクにいるのだが、義母の家のある(タビアンバーン=住居登録)チャ
チェンサオのお寺で修行するのである。
朝7時に家族5人で出かけ、9時少し前には義母の家には到着した。
義母の家の周囲はエビの養殖場以外は何もなく、全くのド田舎である。
実際に断髪式の開始は午後1時からだというが、義母の家での準備を手伝うつもり
だったようで、男の私には何も手伝いをすることがなく、ただ時間がゆったりと流れて
いくだけで手持無沙汰この上ない。
義母が見かねたようで、断髪式が行われるお寺に用事があるからと言って、ちょっと
早いが一緒に行くかと誘ってくれた。 車で行くと言っても田舎で対向車などほとんど
ない田舎道だから、ほんの5分のすぐ近くである。
お寺の名前を聞いたが、覚えきれなくてすぐに忘れてしまったが、タイ矢崎から
チャチェンサオ方面に向かってすぐを左折したところにある川べりのお寺である。
正門と言うか山門をくぐってすぐに本堂があり、その後ろに大きなお釈迦さまが
鎮座しておられる。
時間はお昼をちょっと回った時間であるが、すでに講堂の横に設けられたテーブルには
すでに結構人が来ていて、どうやら遠くから来た人たちらしい。
私はここでもすることがないから写真撮影に専念する。
講堂の中には24日の出家式のための準備がすでに終わっていた。
大きな垂れ幕の向かって右の合掌しているのが義弟である。
さていよいよ1時になり、断髪式の始まりである。
まず最初にはさみを入れるのは義母(義父はすでに亡くなっている)である。
断髪は3回に分けてハサミを入れる。
身内の濃い順だが、私は5番目ぐらいに回ってきた。
友人やらご近所さんやら参加したすべての人が断髪した後、最後は剃髪で断髪した髪は
蓮の葉にすべて集める。
右に立っているのは我が息子だが、小学生の頃は義弟とは兄弟として育てられて
いた(実際に一つ違い)が、今の立場は叔父とおいになっている。
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剃髪は髪をそり上げるだけではなく、眉毛も剃ってしまうのである。
全てが終わって、白の装束に着替えた義弟。しかしまだ断髪式が終わっただけの
一般人と何ら変わりがない。
さて第一日目はこれで終わりだが、集まった人たちは場所を変えての宴会開始で
あるが、私たちは今日はこの後シラチャへ帰るだけである。
息子は3年前の4月にすでに経験している。
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【おまけ】
早く来過ぎた私はすることがないから、お寺の敷地を回って写真撮影である。
下の花が何なのかお分かりだろうか?
平家物語の冒頭に出てくる「沙羅双樹の花の色」の沙羅双樹の花だそうだ。
そしてこちらはハタオリドリの巣である。実際のハタオリドリの巣であるが、ここの
樹にぶら下がっているのではなく、どこからか誰かが持ち込んだらしく、ヒモで2つ
ばかりぶら下がっていた。
こんな小さなのはちょっとハタオリドリに気の毒である。