Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

新しく建立されたお寺へタンブンに行く

先週あたりからミヤさんがしつこく「ピーノ、シラチャに新しいお寺ができたからタン

ブンに行こう」と言うが、午後からというので面倒くさくて生返事をしていたが、

そうもいかなくなって昨日3人で行ってきた。場所はバンプラ貯水池の沿道脇で、日本

人学校前の道をバンプラ方向に進み、沿道に出たら右折してすぐである。

駐車場など探さず路駐するも、お寺の前が大きな駐車場だった。何の祭りか判らないが

入り口の門の上に黄色い字で「ワット タポー ターラーム」と書いてあったから、この

お寺の名前だろう。

この門をくぐって中に入ると、縁日の雰囲気で道の両側には出店が並び道の上には

色とりどりの傘が飾られていて、普通の日だというのに人は一杯である。ミヤさん達は

出店に興味はあるようだが、お参り優先らしく、出店を覗くものの歩は止めない。

突き当りでマイクを持ったお坊さんが何やら話していたがさっぱり分からなく、とに

かくミヤさんの後に続くのみだが、正面には仏陀が5体祀られており、どういうわけか

みな同じ形である。

ここの左に山門があり、ここをくぐって中に入るとすぐにお坊さんの像があり、花束・

線香を買ってお参り、さっきの仏陀にはお参りしないで、どういうわけかこのお坊さん

に線香をあげて献花し、お坊さんの体に金箔を貼り付ける。

本堂の周囲には一杯サンプㇻプームが設置されているが、これらには目もくれず

本堂に入っていく。この本堂が新しく建立されたのだろうか、どこそこ新しくしかも

垂れ幕やリボンで飾られていた。

中に入るとご本尊だろうか白っぽい仏陀が安置されていて、一杯白糸が張られていたが

結界を表しているのだろうか?どうでもいいが金ぴかの仏像より感じがいい。

ご本尊にお参り後、一人のお坊さんの前に行列ができていて、ミヤさん達もその後に

着くが一体何事かと覗くと、お坊さんが祈祷しながら参拝客の手に何やら描き聖水を

振りかけていた。

私も同じようにしてもらったが、どんなご利益があるか判らないし、何が掛かれている

のか判らないが、こんな記号のようなものを書かれ手の真ん中に金箔を貼られた。

ミヤさんたちにくっ付いてありこちのお寺にお参りし、何回も祈祷してもらったことは

あるのだが、これまで目に見えた御利益があっただろうか?と思うが、こういう懐疑的

だからご利益がないのだろう。

この後本堂の周囲に置かれた全部のサンプラプームを参拝して回る。サンプラプーム

には仏陀ではなくお坊さんが祀られており、この前に大きなボールが置かれていて

それに金箔を貼り付けていく。

これですべて終わり、後は出店の見物である。こちらは昆虫の揚げ物屋で、バッタや

イナゴ、コオロギに甲虫、蚕のサナギや竹の中にいる幼虫、タガメ、赤いのは田ガニで

私もイナゴかサナギを買おうかと思ったが、少ししか食べないため止めた。

ミヤさんたちはこちらの甘い菓子屋で止まって何か買っていた、どうも昔からの駄菓子

のようなもので、飴のような餅菓子のようなものらしく「懐かしい」と言っていた。

この隣で甘い飴のような菓子を作っているのだろうか、何となくカルメ焼きを思い

出したが、日本にまだカルメ焼きなどあるのだろうか?

出店の列の最後に焼き鳥屋があり、小さな鳥の串焼きが売られていた、一串に3羽の

鳥が並んでいたが、何だったのだろうか。晩酌のつまみにと思ったが、下手をすると

骨が多くて食べられるところは僅かかもしれず、見るからに骨が多そうだ。

さて今回は、ミヤさんの説明だとお寺ではあったが小さくて古く、ブアット(出家)も

できなかったから大きくして出家できるお寺を建てたとのこと。このお寺で2個のプラ

クルアンを戴いたが、まあ戴いただけで仏壇のお飾りになるだけだろう。サイズは丁度

私の手の中指の頭位の大きさだ。罰当たりだが何となくご利益は望めない感じ。