Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ラヨーンの涅槃仏のお寺「ワットノーンワー」

先日(19日)チャンタブリの青いお寺「ワットパークナームケームヌー」へ行った

帰り、36号を走りもうじきチョンブリ(県)に入る一寸手前の、左手に小高い山が

見えたところでミヤさんが、「ピーノゆっくり走って、お寺の門のところで止めて」

と言うので、左端に寄せてゆっくり進めるとやがてお寺の門が見えてきた。

「ここを見てから帰るので中に入って」と言うので門の前で一旦車を停める。

大概門にはお寺の名前が書かれているのだが、何の表示もないが何のことはないすぐ

脇の目と鼻の先にお寺の名前が書かれた石碑があった。

門の中を入ると坂道になっていて、この坂道を登り切った頂上にあった。

上り詰めた正面には大きな岩が置かれていて、何か書かれていたがとにかく重機で

動かさなければ動かしようもない、数tもあろうかと思われる巨岩だ。

登りきったところは広い駐車場になっていて、その周囲に本堂やら講堂やらが建ち

並んでいて、まずは左正面の本堂らしいところから見物するが、中に入る前に仏像が

置かれていたのでそこから見学するも、仏陀の前にはプラ・メートラニー像が2体

あって、ほかにも何やら色んな像が置かれていた。

※ 女神 プラ・メートラニー: ヒンドゥーの地母神

 悟りを開くために菩提樹の下で瞑想している仏陀を襲いに来た魔物を、自分の濡髪を

絞って洪水を起こし、仏陀を守ったという伝説の女神。 何ともセクシー系の神様だ。

ここにも大きな岩が見えたので脇から覗いてみたが、ここにも巨大な岩が置かれて

いたが、それもさることながらこの裏側でこの老人の像は一体何をしているのやら、

何を表しているのか?

さて本堂に入ろうとするが、本堂の前に大きな涅槃仏が安置されているので、その前に

こちらからお参りすることにした。この涅槃仏どういうわけか、お寺に入ってくる方を

見ているのではなく、山からの遠望を眺めているようである。

そして前面に回って、思わず笑ってしまった。仏像を目にして笑ってしまったとは

何とも罰当たりだが、目がパッチリすぎるし鼻などカラオケのお姉さんではあるまいに

整形したような鼻筋である。思わず上のメートラニー像の目が浮かんでしまい、なんと

も言いようのない顔である。失礼だが、これにはミヤさんも笑っていた。

ワットポーの半開きの目ならば敬虔な気持ちにもなるのだが・・・。

さて本堂らしき建物の中に入るが、ここには3体の仏像が並んでいるのだが、普通の

お寺の御本尊と言えば、大きいのだが、本当にご本尊なのだろうかと思う程に

こじんまりとしていた。

そして本堂の隣にも、仏像らしきものを陳列している建物があったのでそこにも入って

みたのだが、どうもよく分からない。最上段中央の仏陀像は分るのだが、後は何を

陳列しているのだろうと思うものばかりである。

この建物を出るとミヤさんが、「気持ちが押し潰されそうな、苦しい気持ちになった」

と言っていたが、霊感の強いミヤさんのこと、何かを感じたのだろう。

他にも大きな岩に関わる建物があったが、これらの岩は一体どこから運んだのだろう。

他にも大きな岩の上に安置した立像もあった。

オマケになるが、これもどんな建物なのかさっぱり不明だった。

屋根の4方にはガルーダが配され、建物には4つの入り口があるのだが、建物の中には

何もなく、各入り口の間には女神( ?)像が置かれているだけである。

このお寺の売りというか見所というのは何だろうと、首をひねってしまう。

ここはあまり有名ではなさそうで、私たちが見物している間に来たのは現地人らしき

2人組だけだったし、第一お坊さんの姿も一人しか見なかった。

因みに家に帰ってグーグルマップで調べたが、36号で左に山がある当たりのお寺なんて

見つからなかった。きっと現地人しか知らないお寺なんだろう。