Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

2011年以来経験したナムトゥワム(洪水)

5日ほど前、ミヤさんから「ピーノ、これから5日くらい大雨が降るようだから、車は

駐車場に入れるようにした方がいいよ」と言われた。携帯のアプリか何かで知ったの

だろうが確かに天気は下り坂になり、一昨日など夜半過ぎから大雨が降り、一時止んだ

かと思ったが、日が変わったあたりからまた激しく降り出したようだが、その頃には

もうほとんど夢の中だった。

一夜明けて昨日朝2階から外を見ると、なんといつもウォーキングしている道路が

水浸しで、まだ雨は小降りだが降り止まず、これでは多分ムーバーンの前は洪水で

大変なことになっているだろうと思った。これは我が家の隣の道路で、いつもウォー

キングしている道路である。

まあそれでもムーバーン内だから大したことはないかもしれないと思ったが、正門

(守衛所)からは出られないかもしれないと思った。

ミヤさんも同行ということで買い出しに行こうとしたのだが、案の定正門からは洪水の

ために出られなく、仕方なく裏口に回るがここも水が一杯だが何とか買い出しに出発。

下の写真で、真正面が守衛所で出入り口となる。

何とか裏口から出たはいいのだが、ムーバーンの前が通行止めのため周囲はどこへ

行っても渋滞となっていた。

買い出しを終わり、家に帰るために正門側に車を回そうと思ったのだがもうその手前の

セブンのところから通行止めになっていて身動きできない状態。

下の地図で黒枠が我がムーバーンで青印が我が家、そして星印のところが裏口に

当たる。

仕方なく元来た裏からの道を行くが、もうその頃は雨も止んで日が差し始めていて、

ムーバーン裏口の水たまりでは子供が水浴びをしていた。(上地図の星印)

ところで降雨量も激しいので、インターネットで天気図をググってみるとシラチャは、

雨量の激しいところになっていた。下の天気図でパタヤのタの字の上の赤いエリア

当たりだ。

明けて今朝(9日)も朝から小雨が降っていて、何となくまだ大雨が来そうな感じ、

勿論ウォーキングなどできる状態ではない。

起き抜けから手持ち無沙汰でやることがなく、適当に時間を潰しているとその内

バケツをひっくり返したような土砂降りの雨になった。

ところで雨が続くのと自動車税未払いが重なって動きが取れず、自分の食料が

乏しくなりどうしたものかと迷っていると、正午過ぎには雨も小降りになったので

ミヤさんとJ-Parkへ買い出しに出かけた。

買い出しと言っても最低必要な物だけだからそんなに買うわけではないが、家に帰って

(勿論裏口から)驚いた。

雨はほとんど降っていないのに、家の横の道路の水量が昨日の朝より増えていて、

私の足首くらいまで水が増えていたのだ。何でなどとミヤさんと話し乍らヤームの方へ

行ってみることにした。見て驚いたのはヤームの詰所の床位まで水に浸かっていた。

そればかりではなく、ここに駐車している住民の方のモーターサイの車輪を見れば

分かるが、路傍に止めていた車の車輪はほぼ水没している(白いバイク)。

2011年の大洪水の時、私は支援する立場で洪水に向き合いアユタヤやナワナコンなどの

工業団地へ出向いたが、こうして少しづつ押し寄せてくる水に向かったのは初めてで、

堤防決壊や土砂災害などに比べれば何のことはないが、少し理解したような気がする。

とにかく安心したのは、我が家は周囲より約10cm高く盛り土してあり余裕があったということがわかった。

【オマケ】

水が少し引き始めたかと感じ始めた頃、みな外にいてそれぞれ周囲を見回していた

のだが、突然娘が足元を見て素っ頓狂な声を出し「プラー(魚)、プラー」と叫んだと

思ったら、ミヤさんがものすごい対応でバケツを持ってきて掬い上げた。見ると

ちょっとしたプラードゥック(ナマズ)である。

こんな洪水の汚い水の中、どこから来たか判らない魚捕まえてどうするのか、まさか

食べるのか???