Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ファラン(グアーバ)とカヌンの枝払い

一昨日マンゴーの枝払いをしたのだが、更に進めようと思ってもどこの誰のものか

判らない車が邪魔で、それ以上作業が進まないでいた。マンゴーは後回しにして、

端っこのファラン(グアーバ)の樹から枝を払うことにした。

退院してきたばかりは、どうしようもないくらい道路に張り出して覆い被さっている

感じであり、早いうちに何とかしなければとも思ったが、腕が自由にならないため

何とか我慢と思ったが、それから1ヶ月経ったが何ともならず枝払いすることにした。

兎に角できる限り枝を払いたいのだが、その前に新芽や花芽のほかまだ熟す前の

果実まで生っているため、折角ここまで育ったのだからと思ってしまい、カットする

のを躊躇ってしまうのだ。例えばこれは新芽や花芽を付けた枝だが、これは切るわけ

にはいかないと思ってしまう。

こちらは新芽でも花芽でもないが今なっている果実で、せっかくここまで育ってくれた

のだから枝を切るのは勿体ないと思ってしまうのだ。

そんな気を使いながら、脚立を上ったり下りたりして確認しながら最終的にはこんな

枝払いの結果になってしまったが仕方ない。なんとも中途半端である。

それで枝を払うために犠牲になった果実がこちらであるが、黄色味がかったのは上の

方にあって見逃したやつで、緑のは仕方なく枝を切るために採ったものだ。

次はちょっと枝を張り過ぎたカヌンであるが、これはもう脚立は使わずに塀を使うか

幹に足を掛けて払うしかないが、とにかく右腕がなんとも不自由で不安である。

塀の方が高いし安定していることもあり、これを思いっきり足場にするつもりだが

右腕が痛くて自由が利かないのが難。しかし脚立に比べて足場が安定しているので、

悪戦苦闘しながらも、思いっきりこれでもかと思うくらい枝を払った。

これは決して剪定や枝払いなどというレベルではないが、それでも植物は生命力が

強く僅かな期間で枝を張りだしてくるのである。

脚立の周りに散らばっているのが払った枝。

まあ払った枝も大き過ぎ、下でさらに枝をカットして廃棄するが、ここにも赤アリが

興奮してあちこちにいて油断できないが、とにかく払った枝は何とか塀の向こうに

放棄して作業終了。枝を切るとはいっても、実はすでに新しい果実が顔を出し始めて

いるので、うっかり折ってしまわないよう足元に注意しながらの作業である。

これが新しいカヌンの果実である。

結局あれほど枝を張っていたカヌンの樹はこのようになった。

これって日本なら大丈夫かと言われそうなほど枝払いしているが、タイ人はいじめに

強いかどうか知らないが、タイの樹は本当に強い。

やれやれとは思うが実はこれで終わりではなく、ノコギリや手を洗わなくてはならない

のである。マンゴーもカヌンも漆の仲間で、木に傷をつけるとそこからベトベトした

樹液が出てくるので、こういう作業をした後のノコギリの刃には、樹液と切屑が付着し

そのままにしておくと、次に使うときすごく苦労する。

これを取り除くには粉石けんをまぶしてタワシで洗い落とすことである。下のノコギリ

の黒いところは洗い落としてあるのだが、以前の落としきれなかった跡。

こちらは樹液が付着してしまった手であるが、カブレることはないがとにかく粉石鹸と

タワシや自分の爪で洗い落とすことである。

全て終えて家に入った時には汗グッショリで、ビールを飲みたいところだがぐっと我慢

して、そのまま浴室に直行してシャワーを浴びる。冷たいシャワーの気持ちのいいこと

この上ない。頭から水をかぶり右腕を冷たい水にさらして汗を流した後、着替えて

階下に降りて冷えたビールをグーっと一杯。先に飲みたいのをぐっと堪えてシャワーを

浴び、汗を流してさっぱりしたところで冷えたビール、この爽快感はたまらない。

横でミヤさんが気に入らない顔をしているが、昼間からだから見ないふりして1本で

終りだが、ここから今度はブランチである。ビールを飲んではいるが、それよりも

疲れが先にあり、何をするにも面倒くさくここはもうタイ飯。

キッチンへ行き鍋の中を覗くと大根と鶏肉のスープ。鶏肉の骨がついていて苦手だが

このスープは私の好物である。

ご飯を皿に盛ってこのスープをぶっかけて食べるのだが、大根て本当にいい野菜だと

いつも思う。イカ大根もそうだがどこか脇役のように思えるのに、料理が出来上がると

不思議に、それまで主役と思っていた鶏肉やイカの味が浸み込んでいて、いつの間にか

大根が主役の如く感じてしまう。

今日のところはカヌンで終わりだが、まだマンゴーが3本残っていて、ボチボチやる

しかないか。しかしあの白いピックアップは邪魔でしょうがないが、先送りにする

いい口実であることは確かである。