Jinbeiのシャム便り

タイ在住の年金暮らしの専業主夫のジジイで、タイ生活/日記一般を綴っていきます。

ネットサーフィンでジョンウェインとアメリカ出張を思い出す。

義母が来て居座っているため、私の仕事が少なくなり机に向かっている時間が大分

増え、ネットサーフィンをやっている時間が増えた。

今年になってからだが大学女子駅伝など見て、不破聖衣来さんを初めて知った。

とにかく小さな体で、まだ大学1年というのに、大会に出場すれば必ず結果を出すと

いうからすごいものである。

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ところで彼女の動画を見終わって、左に連なる動画のメニューを見ていたら思わぬもの

を見つけ、久しぶりに夢中になって見てしまった。

それがジョンウェイン主演のSTAGECOACH(駅馬車)で、私がこの映画を見たのはまだ

小学校に上がったばかりかそこらだったと思う。西部劇はオフクロが好きだったから、

その影響もあってかジョンウェインのファンになったのかも知れない。

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この映画は1938年製作だというから、まだ白黒で私が見たころはフィルムが傷つい

ていたのか、白い雨が降っっているような画面だった。

ところが今回私が見たのは、古い感じはするのだがカラーで意外と鮮明に映っていた。

下の写真はインディアンに襲われ必死で逃げる場面である。

補正してカラーにしたのかもしれない。

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こちらが襲撃してきたインディアン。

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そしてそれを必死で応戦するリンゴ・キッド(ジョンウェイン)である。

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ついでに「荒野の7人」(ユル・ブリンナー主演)の映画やその他3日ばかり西部劇に

浸かってしまった。

さてまた話は飛ぶのだが、私は1996年だったと思うが、この年の前後併せて1年半で

アメリカに3か月間(当時はビザなしで許可、今は知らない)3回出張した。

私は英語などろくに話せないから全てブロークンである。

私が当時勤めていた会社の子会社が、イリノイ州の片田舎のフローラという町に

あった。イリノイ州はミッドアメリカンで、そのフローラはシカゴから57号を下って、

セントルイスを通る64号が交わったちょっと北西に行った小さな町で、当時人口が

1500名というような片田舎だった。

その片田舎から工場に行くのに、私だけ専用の車を与えられて通っていたのだが、

その途中にアメリカ南軍の旗を掲げている建物があった。

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この話を一時帰国した際に当時木型を担当していた先輩に話したら、「おい丁度いい、

前から頼もうと思っていたものがあるから買ってきてくれないか?」と言われ、

とんでもないものを注文されてしまった。

それが上の南軍の旗で、こんなもの南北戦争が終わってから何十年もたっているのに、

一体手に手に入るだろうかと思っていたのだが、何のことはないセントルイスに遊びに

行ったとき、土産物屋で簡単に手に入った。

・・・が、問題は南北両軍の騎兵のキャップとガンベルトである。

このキャップとて南軍の旗と同じで、どうやって探せば?と思っていたのだが、南軍の

キャップは旗と同じ店で手に入ったが、北軍のキャップは無いようで困った。

ところが、上に書いた南軍の旗が掲げられていた建物の前に、小さな雑貨商みたいな店

があって、何を扱っているのか覗いてみたら、テンガロンハットやクリント・イースト

ウッドが着ていた、裾の長い黒いコートやらウェスタンブーツを売っていたり、馬蹄で

作った「知恵の輪」とか、とにかく西部劇に出てくる小物を売っていた。

もしかしてと思って店の人に身振り手振りで聞くとすぐに出てきてこれも手に入れた。

写真左の紺色のが北軍の、右のグレーのが南軍のキャップである。

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さて困ったのはガンベルトだが、当時私は「生産準備」という開発部隊の責任者で、

金型やら製造やらとにかく生産準備に関わる連中と一緒で、金型部門にはしょっちゅう

顔を出していた。

そこのチーフらしいのにガンベルトとが欲しいのだがというと、「任せておけ」と

言ってどんなのがいいか色々聞かれたが、飾りはいらないからシンプルにしてくれと

頼むと口径はどうすると聞いてきたから、もう適当に45口径と答えた。

どこへ頼んだか知らないが、厚い皮の立派なガンベルトが1か月くらい経って送られて

来たが注文で200ドル払ったような気がする。

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写真とは一寸違うが、ホルスターのところの飾りなどなかった。

アメリカへ行かなくなって暫くして、その先輩にあの土産どうしてるか聞いたら、

玄関に飾ってあって、ガンベルトなど注文製だというとみんなうらやましがると言って

いたが、こんな趣味もあるもんだと感心した覚えがある。

 ネットサーフィンをしていて思いがけないことを思い出した。